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第1回「皆野サンデーラリー」を密着取材! 町おこしのカーイベントの可能性を探る

皆野サンデーラリーの参加資格とルールを説明します

 第1回の開催にこぎつけた「MINANO Sunday Rally(皆野サンデーラリー)」は、1969年以前(主催者の認めた車両、同型車は以降の年式も可)に生産されたクラシックカーが対象車両となり、生産国などの制限はない。また、1台につき「ドライバー」と「コドライバー」2名でのエントリーが基本となるそうだ。

好天の秩父路でコーナーを駆け抜ける、アルファ ロメオ「ジュリア1300TI」とフィアット「X1/9」
好天の秩父路でコーナーを駆け抜ける、アルファ ロメオ「ジュリア1300TI」とフィアット「X1/9」

●イベントの作り手と参加者、ギャラリーの想いがシンクロした、笑顔のイベント

 今回は初回であることも勘案して、エントリーはSNSの特設ページで招待された人のみを対象としていたとのことながら、35台のクラシックカーとそのドライバー/コドライバーが皆野町内にあるホテル「いこいの村ヘリテイジ美の山」に設けられたスタート地点に集結した。

 この日のラリーは朝8時ごろからスタートし、晩秋の秩父路が楽しめる約100kmをひた走り、ゴール会場となった皆野町役場駐車場を目指す。このコース上では大会事務局の作成したコマ図の指示に従い、一般公道を制限速度にて走行。ルートに数カ所に設けたチェックポイント、いわゆる「C.O.」を通過してその正確さを競うことになっている。

 ただし今回は、競技性を高める「P.C.(線ふみ)」はおこなわれなかったが、その一方でルート上に設けられたヒントからのクイズなどを設けてポイントの加算減算をしたほか、隠しスピードガン計測によって、走行速度を38km/hに近づけるスピード計測競技もおこなわれた。

 そして規定のルートを走破したエントラントたちは、ゴールの皆野町役場内に帰還。ゴール地点では、告知がないにもかかわらず近隣から集結したクラシックカーファンたちが、拍手とともに待ち受けていた。

 こうしてラリーを終えたエントリー車両は、駐車場に円陣を組むかのように展示され、定置ミーティングとしても楽しめる趣向となっていたうえに、クルマたちに取り囲まれた中央では、皆野町が発祥の地という「秩父音頭」が地元の保存会の有志によって演じられた。

 またこの日の町役場駐車場では、一般来場者も見学できる体制がとられており、ラリー参加車両とは別にギャラリーたちが乗ってきたクラシックカーたちも、実に20台以上が集結。時ならぬ大規模なイベントとなったのだが、ラリー参加者やギャラリー、スタッフや関係者に至るまで、会場にいるすべての人々が楽しげな笑みを浮かべているさまは、とても印象的なものであった。

ゴールののち、エントリー車両は皆野町役場の駐車場内で、円陣を組むように展示された
ゴールののち、エントリー車両は皆野町役場の駐車場内で、円陣を組むように展示された

 これまで「町おこし」を目的として、数多くのイベントが開催されてきたことは冒頭で述べたとおり。でも長期にわたって継続するものは、オーガナイザーと地域(自治体など)、そして何よりエントリーする参加者たちの気持ちが上手くシンクロしたものに限られるような気もする。

 主催者側のクルマに対する情熱や見識、開催地域およびイベントのエントラントとも一体になって楽しもうとするスタンスこそが、この種のイベントを盛り立て、継続させてゆく重要な要素と思われるのだが、現状ではスタッフ有志による手弁当に近い体制で行われている「MINANO Sunday Rally」には、今後も期待させるものがあると確信できたのである。

 この新しいクラシックカー・ラリーの今後について、奥村さんや上野山さんに伺ったところ、来年以降も恒例イベントとして状況の許す限り継続していきたいとのことだった。

 また今回は1969年以前に生産されたクラシックカーのみが対象となっていたが、きたる2022年春には1980−90年代の「ヤングタイマー・クラシック」にも門戸を開いたラリーを開催することも検討しているとのことである。

Gallery 【画像】埼玉・皆野に集まったクラシックカーたちをお見せします(36枚)

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