VAGUE(ヴァーグ)

「いつかはロールス・ロイス」ではなく「買うなら今でしょ!」2021年にロールス史上最高売上を樹立した理由を深読み

いつロールス・ロイスを買う? 今でしょ!

 2021年、ロールス・ロイスの新車販売台数は5586台だった。少なく聞こえるかもしれないが2020年と比較すると49%増で、ロールス・ロイス117年の歴史において最高の販売台数となった。

現在5車種のラインナップを揃えるロールス・ロイス。全モデルに最高クラスのエアサスペンションと静音性の高いV12エンジンを搭載している(C)Rolls-Royce Motors
現在5車種のラインナップを揃えるロールス・ロイス。全モデルに最高クラスのエアサスペンションと静音性の高いV12エンジンを搭載している(C)Rolls-Royce Motors

●日本では240台の販売をマーク

 地域的な販売内訳は中国やアメリカ(南米含む)が30%ずつ、ヨーロッパが20%、中東が10%、そのほか韓国やロシアでの販売が強かったという。なお、日本市場は2年ぶりに前年比6.2%増の240台が販売されたそうだ。

「カリナン」というロールス・ロイス初のSUVモデルが用意されたことや、一部モデルに「ブラックバッジ」と呼ばれるスポーティモデルがラインナップされるようになったことで“若者”へのアピールができた、と一般的には受け止められている。

 実際、ロールス・ロイスを購入した人の平均年齢は43歳に下がったようだが、ロールス・ロイスのCEOであるトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏がフィナンシャル・タイムズ紙へのインタビューで答えた内容は“人生は短い”というシュールなものだった。

 日本では1983年、7代目のトヨタ「クラウン」登場時に「いつかはクラウンに」というキャッチフレーズが用いられた。今は買えなくても、今は高嶺の花でも、いつか成功して、いつかお金持ちになって……、と消費者マインドを躍起させるものだった。

Nextロールス・ロイスを手に入れる人生のタイミングとは
Gallery 【画像】セールス好調なロールス・ロイスの各モデルを見る(5枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND