「いつかはロールス・ロイス」ではなく「買うなら今でしょ!」2021年にロールス史上最高売上を樹立した理由を深読み
いつロールス・ロイスを買う? 今でしょ!
2021年、ロールス・ロイスの新車販売台数は5586台だった。少なく聞こえるかもしれないが2020年と比較すると49%増で、ロールス・ロイス117年の歴史において最高の販売台数となった。

●日本では240台の販売をマーク
地域的な販売内訳は中国やアメリカ(南米含む)が30%ずつ、ヨーロッパが20%、中東が10%、そのほか韓国やロシアでの販売が強かったという。なお、日本市場は2年ぶりに前年比6.2%増の240台が販売されたそうだ。
「カリナン」というロールス・ロイス初のSUVモデルが用意されたことや、一部モデルに「ブラックバッジ」と呼ばれるスポーティモデルがラインナップされるようになったことで“若者”へのアピールができた、と一般的には受け止められている。
実際、ロールス・ロイスを購入した人の平均年齢は43歳に下がったようだが、ロールス・ロイスのCEOであるトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏がフィナンシャル・タイムズ紙へのインタビューで答えた内容は“人生は短い”というシュールなものだった。
日本では1983年、7代目のトヨタ「クラウン」登場時に「いつかはクラウンに」というキャッチフレーズが用いられた。今は買えなくても、今は高嶺の花でも、いつか成功して、いつかお金持ちになって……、と消費者マインドを躍起させるものだった。
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