いまさらマクラーレン「P1」がアップデートされる理由とは? 登場から9年後のバッテリーパック交換でさらに速くなった!
9年前のマクラーレン「P1」がアップデートされる
2013年頃、ポルシェとマクラーレン、フェラーリの3社が一斉にハイブリッドスーパーカーを登場させたことは記憶に新しい。ポルシェ「918スパイダー」、フェラーリ「ラ フェラーリ」、そしてマクラーレン「P1」は、これまでのV8やV12エンジンとはベクトルの異なる走行性能を、電気の力で実現させた素晴らしいクルマたちだった。

●バッテリーパックの寿命は10年
今回取り上げるのは、そんなクルマの1台であるマクラーレンP1だ。3.8リッターV型8気筒エンジンと電気モーターを搭載することで、システム最大出力916psという大パワーを実現。直線でリアウイングを寝かせて空気抵抗を減らす“DRS”や、一時的にモーター出力を高める“IPAS”など、F1由来の電子装備を多数採用していた。
そんなP1に対して、2022年7月にアップデートを提供するとマクラーレンが発表した。
内容は、「スピードテール」や「アルトゥーラ」に採用されているバッテリーシステムをP1に移植するというものだ。
もともとP1に搭載されているバッテリーパックの重量が96kgだったのに対し、P1用に再設計された最新世代のリチウムイオンバッテリーは55kgと大幅に軽くなっている。
ただしシステム最高出力が向上したり、バッテリー容量が増えたりすることはないが、軽くなったことで0−300km/h加速は約0.4秒速くなり、ナルドサーキットでのタイムを0.5秒短縮したという。
ちなみにマクラーレンは、常識の範囲内での使用であればバッテリーパックの寿命は10年だと発表していた。P1を所有しているオーナーのもとには、すでに今回のアップデートの案内は正規ディーラーから届いていることだろう。
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