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ランボルギーニ「ウルス」の先祖は3000万円オーバー! 軍用として開発された「チータ」と民生用「LM002」の違いとは

エンジンをリアミッドからフロントに移した理由とは

 だがLM001は実際の走行テストにおいて走行安定性に問題を残し、ランボルギーニはここで自社製のV型12気筒エンジンをフロントに移動することを決断する。「LMA」の車名で開発が進んだこのモデルには、後に「LM002」という正式な車名が与えられ、ようやく量産化が実現したのだった。

1998年式ながら走行距離は2万2598kmという、この種のクルマにしてはローマイレージだ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
1998年式ながら走行距離は2万2598kmという、この種のクルマにしてはローマイレージだ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 メカニズム的には4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションやパワーステアリング、あるいは5速MTの採用などが目新しい。駆動方式はもちろんパートタイムの4WDだ。

 また「カウンタック」が「5000クワトロバルボーレ」に進化した後は、LM002も同じエンジンを450psとして搭載し、オーバー200km/hの最高速を誇ったという。

 ちなみにLMシリーズはその後、「LM003」や「LM004」までを派生するが、いずれもプロトタイプが製作されたのみで生産型は存在していない。

●LM002の相場は3000万円オーバー

 今回RMサザビーズの手によって、パリ・オークションに出品されたLM002は1988年モデルである。

 LM002は1986年から1993年までの間に328台のみが生産されたと同社は解説する。搭載エンジンは5.2リッターV型12気筒DOHC4バルブ。先に述べたようにカウンタックのエンジンと同じものだ。

 豪華なフルレザーの内装や、エアコンまでが備わる装備の充実ぶりは画像を見ていただくのが手っ取り早いだろう。

 ちなみにこのモデルは、2021年12月にドイツのイスマニングにあるカーテック・ナレッジ社によって、約1万6500ユーロ(邦貨換算約210万円)相当の費用をかけ、大規模な整備をおこなっているという。

 魅力的なアルジェント・メタリコ・グレーと、グレー・レザー・インテリアでオーダーされたこのモデルは、今回のオークション用カタログを製作する時点で、わずか2万2598kmというマイレージであった。

 RMサザビーズは、予想落札価格を25万~30万ユーロ(邦貨換算約3230万~3900万円)としていたが、結果は26万9375ユーロ(邦貨換算約3480万円)での落札となった。

 世界的なSUV人気の中、まもなく生誕30周年を迎える歴史的な1台に、これだけの注目が集まるのも当然だろう。

Gallery 【画像】ランボルギーニの元祖SUV「LM002」を見る(27枚)
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