ランボルギーニ「ウルス」の先祖は3000万円オーバー! 軍用として開発された「チータ」と民生用「LM002」の違いとは
長らくランボルギーニの黒歴史だった「LM002」とは
現在でこそ、さまざまなサイズ、そしてキャラクターを持つSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)が、世界の自動車販売において完全に主役の座に君臨した感もある。それはランボルギーニにとっても例外ではなく、彼らは他社との差別化のために、SSUV(スーパーSUV)というカテゴリーをウルスによって自ら作り出し、そして実際にライバルを超越する運動性能を実現した。

●軍用目的だったクルマを民生用へと転用
実はランボルギーニには、それと同じようなストーリーは、1970年代から1990年代にかけても同様にあった。1970年代半ば、ランボルギーニはアメリカ軍向けの高機動車の開発と生産という、実に魅力的なビジネスを委託されるが、計画半ばにしてキャンセルされてしまう。
「チータ」とネーミングされていたそのプロトタイプは行き場を失い、ランボルギーニは途方に暮れてしまうのだが、それでも少しでもそこまでの努力を取り返そうと、軍用車たるチータを民間用にモディファイするという案が社内で立ち上がる。究極のオフローダーをランボルギーニからリリースするという計画である。
その試作第1号車となった「LM001」は、1981年のジュネーブ・ショーで発表される。チータのようにロールケージでボディ骨格を構成したモデルのほかに、通常のドアを持つモデルが用意され、リアミッドにはアメリカのAMC製5.9リッターV型8気筒エンジンが搭載された。
さらにランボルギーニ製の4.7リッターV型12気筒エンジンを搭載したモデルさえ存在しており、それは332psの最高出力を誇っていた。
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