【フェラーリの激怒を買ったフェラーリ3選】自分のクルマでも訴えられた跳ね馬の理由とは
オーナーが勝手に手を加えても訴えられるフェラーリとは
ドイツの人気デザイナーであるフィリップ・プレインは、SNSに自身の新商品と自身が所有する「812スーパーファスト」を写真に収め、アップロードして問題となった。
フェラーリ社としては、フェラーリとのコラボに受け止められかねないという点と、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(アメリカの官能恋愛映画)を真似て「フィフティ・シェイズ・オブ・グリーン」と投稿したことが、性的表現とフェラーリ車を重ねたとして激怒。最終的には訴訟になり、フェラーリが勝訴。プレインはアップロードしたフェラーリの写真を削除することに。

●自分のクルマでも訴えられる!?
カナダ人ミュージシャンでDJ・音楽プロデューサーでもあるDeadmou5(ジョエル・トーマス・ジマーマン)も、フェラーリから警告文を受け取ったひとり。自身の「458スパイダー」を「ニャンキャット」と呼ばれるキャラクターのラッピングに包み、フェラーリのエンブレムを自身がデザインした「プラーリ」というモノに変更していた。法的にはフェラーリに勝てるような気もしないではないが、Deadmou5は“ノーマル”に戻して売却後、ランボルギーニを購入した。
ほかにもまだある。間もなくデビューが噂されるフェラーリ初のクロスオーバー車「プロサングエ」の名称を巡って、プロサングエ・ファウンデーションという名の慈善団体が訴えられた。プロサングエ・ファウンデーションは2013年に商標登録されていており、フェラーリの横暴だという報じられ方が多いように見受けられる。
実は、訴訟自体でなく商標の範囲が問題となっている。当初、慈善団体はチャリティ活動という名目で登録していたのに、最近になって自動車としてのプロサングエの商標を取得したというのだ。コロナ禍の影響か、裁判の行方は報じられていない。
顧客に対してここまで強固な姿勢をとれるのは、フェラーリのブランド力の源でもあろう。そして、購入してくれたから顧客、ではなく購入してフェラーリ・ブランド価値の維持・向上に協力してはじめて、フェラーリにとっては顧客となるのだろう。なんとも凄い話だ。
ところで……、フェラーリの弁護士名入りの“著作権侵害の侵害と停止を求める”レターが届いたという話は日本ではまだ表向きには聞いたことがない。日本のフェラーリ・オーナーはお行儀が良い、ということだろうか?
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