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イマドキのワゴンは悪路にも強い! メルセデス・ベンツ「Cクラス オールテレイン」はアウトドア派のベストパートナー

ワインディングロードでの走りは軽快

 そんなCクラス オールテレインの走りは、力強さに満ちあふれたものだ。

 搭載されるエンジンは、48V電気システムと“ISG(Integrated Starter Generator)”と呼ばれるマイルドハイブリッド機構を備えた2リッターのディーゼルターボ。モーターによるアシスト効果もあって、1800回転という低回転域から440Nmという太いトルクがわき出す。ストップ&ゴーを繰り返す街中でも乗りやすい上に、アクセルペダルを軽く踏み込むだけでグイグイと加速してくれる。

 ハンドリングに関しては、ドライバーの操作に対して不足も過剰もなく、素直に反応してくれるのが好印象。意のままに曲がってくれるため、ワインディングロードでもドライビングを楽しむことができる。それでいて、高速クルージング時のスタビリティは抜群と、メルセデスらしい美点も兼ね備えている。

ベースとなったCクラス ステーションよりサスペンションが引き締まっている印象で、コーナリングはとてもシャープ。ワインディングでもドライビングを楽しめる
ベースとなったCクラス ステーションよりサスペンションが引き締まっている印象で、コーナリングはとてもシャープ。ワインディングでもドライビングを楽しめる

●“足の長さ”もレジャードライブに有効

 正直にいうと、こうした走り味は意外なものだった。というのも、ステーションワゴンから派生したクロスオーバーSUVは、オフロード走行を考慮してストローク重視のしなやかなサスペンションを組み合わせるのが一般的で、もっとソフトな乗り味だからだ。

 しかし、Cクラス オールテレインの乗り味はSUVライクではなく、同じ日に試乗したCクラス ステーションワゴンとほぼ同じ印象。厳密にいうなら、ベースモデルよりもサスペンションが引き締まっている印象で、コーナリングフィールもわずかながらシャープに感じられた。

 こうした競合車との違いは、タイヤチョイスにも見て取れる。ライバルの多くが泥道や雪道も走れる“M+S(マッド&スノー)”規格のものを履くのに対し、Cクラス オールテレインはミシュラン「プライマシー4」というコンフォートタイヤを採用。主戦場はあくまで都市部ということがうかがえるセレクトだ。

タイヤは道や雪道も走れるM+S規格のものではなく、ミシュランのコンフォートタイヤを装着する
タイヤは道や雪道も走れるM+S規格のものではなく、ミシュランのコンフォートタイヤを装着する

 こうした特徴や、機械式の立体駐車場に収まる1495mmという全高からも明らかなように、Cクラス オールテレインは都市で暮らす人々と好相性のクロスオーバーSUVといえる。日常は舗装路でのスポーティなハンドリングを楽しみつつ、アウトドアレジャーへと出かける休日は、ゆとりあるロードクリアランスを活かして雪道やキャンプ場周辺の未舗装路も気兼ねなくドライブできる。マルチなシーンで活躍してくれるのはライバルと同様ながら、舗装路でのハンドリングを重視したフットワークは競合にはないオールテレインの真骨頂といえるだろう。

 ちなみにCクラス オールテレインは、カタログ記載のWLTCモード燃費で17.9km/Lをマークする。そこに66リッターという燃料タンク容量をかけると、理論上の航続可能距離は1180kmにも及ぶ。長距離移動がつきもののレジャードライブにおいては、こうした“足の長さ”も大いに魅力となりそうだ。

●Mercedes-Benz C220d 4MATIC ALL-terrain
メルセデス・ベンツ C220d 4マチック オールテレイン
・車両価格(消費税込):796万円
・全長:4760mm
・全幅:1840mm
・全高:1495mm
・ホイールベース:2865mm
・車両重量:1900kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ
・排気量:1992cc
・駆動方式:4WD
・変速機:9速AT
・エンジン最高出力:200ps/3600rpm
・エンジン最大トルク:440Nm/1800〜2800rpm
・モーター最高出力:20ps
・モーター最大トルク:208Nm
・燃料消費率(WLTC):17.9km/L
・ラゲッジ容量:490-1510L
・サスペンション:(前)4リンク式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)245/45R18、(後)245/45R18

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