VAGUE(ヴァーグ)

日本でまだ流行っていない豪州のキャンピングトレーラーとは? 独立懸架式サスペンション装備で走行性能もバッチリ

トレーラーハウスとは違うスタイル

 オーストラリアには、折り畳み式のキャンピング・トレーラーなるものがある。走行時は居室部分が折り畳まれ、薄い箱状のトレーラーになるというもの。キャンプ地においては牽引車両との連結を外し、トレーラーの“箱”を文字どおり「展開」してテントのような“空間”を生み出すことができるというものだ。

 折り畳み式のキャンピング・トレーラーは、固定式の屋根や壁がある一般的なキャンピングカーよりも軽量で、移動中の空気抵抗が少ない、という利点がある。また、オフロードでも走行しやすい、という特徴も持つ。

展開に使用する電動ポンプは、低消費電力・低ノイズとなるよう設計されているという(C)Mars Campers
展開に使用する電動ポンプは、低消費電力・低ノイズとなるよう設計されているという(C)Mars Campers

 オーストラリアのMARS社が投入した新商品「SPACE Xエア」は、折り畳み式のキャンピング・トレーラーの利点を生かしつつ、既存のモノを凌駕する広さと拡張性が売りだ。

 土台となる部分は前後に拡張し、“壁”や“屋根”となる部分はエアコンプレッサーで展開し、大人4名、子供2名の定員を誇る。

 強靭なフレームや牽引連結部分を備え、足回りには独立懸架式サスペンションが奢られオフロード性能もバッチリ。調理用に9kgのLPGガスタンクを2個置くスペース、冷蔵庫スペース、スライド式のシンク付きキッチンカウンター(ガスコンロ3基)、防水外部スピーカー、テレビ設置スペースなどを完備している。

 リビングルームとなる“室内”は展開すると大人8名がゆとりをもって座ることができる。冷蔵庫やテレビ(DVDプレイヤー付き)、天井やライト、外部スピーカーや室内スピーカーのコントロールユニットなども装備。

 キャンピング・トレーラーの前後にはダブルベッド相当のマットレスふたつが配され、リビングルーム部分もベッドルームにすることができる。そして、当たり前かもしれないが、このキャンピング・トレーラーをベースにテントを張ればさらに広い室内空間が生まれるようになっている。

●驚くほどの拡張性を備えた高コスパスペック

 SPACE Xエアと名乗っているが、イーロン・マスクのロケット会社「スペースX」とは当然、無関係。居住空間を意味する「スペース」、拡張性を感じさせる「X」、そして電動ポンプを用いて空気で膨らませる「エア」が由来なのだろう。

 価格は3万9990豪ドル~(邦貨換算約362万円〜)と高めな響きかもしれないが、同スペースの箱型キャンピングカーよりは遥かにコストパフォーマンスが高い。そして、折り畳み式のキャンピング・トレーラーにしては驚くほど拡張性が高い。

 なおトイレやシャワーは備えていないので、オーストラリアでの使用はなかなかワイルドになりそうだ。といっても日本において、キャンピングカーで宿泊できる場所はトイレやシャワーが完備されているところばかりなので、さほど問題にならないかもしれない。

Gallery 【画像】拡張性抜群の折りたたみキャンピング・トレーラー「SPACE Xエア」を見る(9枚)
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