新型「グラディエーター」でモーグル体験! 「ジープ・アドベンチャー・アカデミー2022 in 新潟」でオフロードとアウトドアを楽しみ尽くす
悪路では「グラディエーター」がもっとも安定志向だった!
朝方まで強く雨が降っていたこともあって、オフロードコースはジープの実力を測る上ではベストコンディションという状態だった。用意されていたステージは、「モーグル」、「バンク」、「ヒルディセントコントロール」、「ラフスロープ」であったが、この内の「バンク」は、バンクコースが崩れてしまうためにキャンセルとなった。

試乗したのは、日本に導入されたばかりの「グラディエーター ルビコン」、「ラングラー アンリミテッド」、「ラングラー ルビコン ソフトトップ」の3台。奇しくも、ホイールベース違いの3台で試すことができた。
●ありあまるポテンシャルがもたらす安心感
まずは今もっとも注目のグラディエーターから。2021年11月に日本導入をアナウンスした際には、年間100台ほどのオーダーを予想していたそうだが、すでに400台の受注を抱えるほどの人気ぶりだ。
まずシフトノブの左隣にある副変速機「セレクトラックフルタイム4×4システム」のレバーを「4H AUTO」から「4L」へ。その後にハザードスイッチの隣りにある「ヒルディセントコントロール」スイッチをオン。「セレクスピードコントロール」で車速を3km/hに固定。これはシフトノブを左に倒して「+/−」で設定する。
ここまで準備をしてブレーキペダルを離して急坂を下る。集中するのはステアリング操作のみ。ぬかるんでいたため、ズルズルっと滑ってしまったが、ほぼ3km/hでなんの苦労もなく下り降りる。
今回のコースのハイライトは「モーグル」であった。コースを見た瞬間、一見して抜け出す自信のないほどのぬかるみに、コースインするのをためらってしまったほど。意を決して「4L」のまま、自らのアクセル操作でモーグルに侵入。一度たりとも車輪が空転することなどなく、四輪でガッチリとトラクションを掛けて進む。インストラクターが運転する先導車の進む姿を見たあとだけに、コックピットからの景色が拍子抜けするほど平和そのものに感じられた。
その後、「セレクスピードコントロール」を使って「モーグル」に再挑戦するも、さらに楽々とクリア。装着タイヤがBFグッドリッチのマッドテレーンだったからこそなのだが、これこそがジープの本領、真骨頂にほかならない。
「いつそんなポテンシャルを使うの?」とか「年に何回必要とされる性能なの?」などという疑問は愚問である。時速400キロ以上出せるスーパーカーが、その速度をオーナーが自ら体験することではなく、体験させられる性能を持っていることに価値があるのと同じだ。ジープを運転するたびに思うのだが、圧倒的な悪路走破性のためなら高速巡航性能に多少の犠牲を払っても納得できるというものだ。きっと、今回の「ジープ・アドベンチャー・アカデミー」に参加したオーナーも同じ思いで帰路の高速道路を運転することだろう。
* * *
ちなみに、グラディエーターのホイールベースはラングラー アンリミテッドの3010mmより80mm長い3490mm。一方のショートホイールベースのラングラーは2460mm。オフロードでは当然ながらホイールベースの長さに比例して安定志向だった。今回高速道路を含む一般道を試すことが出来なかったグラディエーターだが、オフロードでの法則がそのまま流用できれば、高速巡航も期待できそうである。
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