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DSブランドのフラッグシップモデル「DS9」ってどんなクルマ!? ドイツ車にはないフレンチ・プレミアムとは?

見た目もその搭載技術も「フレンチラグジュアリー」を体現

 シトロエンから派生した高級ブランドの「DS」は、芸術の国フランスらしい遊び心を持った内外装のデザインで、乗る人を飽きさせないところが魅力です。

見た目のデザインだけでなく機能にも最新技術を取り入れた革新的な面も持っています。

 2022年春に登場した「DS9」にはPHEVもありますが、今回試乗したのは1.6リッター直列4気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジン車の「DS9オペラ」です。

「DS9」の走り
「DS9」の走り

 流麗なクーペスタイルの4ドアセダンですが、同じミディアムクラスのラグジュアリーサルーンであるメルセデス・ベンツ「Eクラス」、BMW「5シリーズ」、アウディ「A6」というドイツグループとはまた違った色気を感じさせてくれます。

 キーを持ってクルマに近づくとロックが解除され、ポップアップ式アウタードアハンドルが飛び出してきます。軽く引くとドアが開くので女性にも優しい感じでした。

 乗り込んでドアを閉めたときのドアの閉まる音がバスッという重厚感がある音で、DS9が高級車だということを教えてくれます。

 いろいろな仕掛けがありますが、まずはエンジンスタートのときから始まります。

 ダッシュボード中央のモニター画面の上部にある「エンジン・スタート・ストップ」と書いてある四角いスイッチを押します。エンジンが掛かると同時に、そのスイッチの上にB.R.M.のアナログ時計が縦回転しながら登場します。

 センターコンソールの電子シフトのATセレクター周辺にあるパワーウインドウスイッチ、ドライブモードの切り替えスイッチ、インストルメントパネルの表示など、目に見えるところは角のある四角をテーマにデザインされているので、DSに乗っていることをずっと意識させられます。

 DS9オペラにはナッパレザーを使ったシートが採用されています。座面とバックレストのデザインは腕時計のバンドをイメージしたもので、見た目は亀の甲羅のようにも見えてきます。細かい革のパーツを組み合わせてつくったように見えますが、実はバックレスト、クッション部はそれぞれ1枚革でできているそうです。

 もちろん座り心地は抜群にいいです。昔からシトロエンのシートは評判が良く、筆者も好みのシートです。

 シートクッションの硬さの具合、形状、シートフレームのしっかり感などさらに磨きがかかって、長距離ドライブでも疲れず、ドライバーをしっかり支えてくれるのでワインディングロードでも快適です。

Next乗り心地がいい上にハンドリングもいい
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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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