DSブランドのフラッグシップモデル「DS9」ってどんなクルマ!? ドイツ車にはないフレンチ・プレミアムとは?
乗り心地がいい上にハンドリングもいい
ミディアムクラスのラグジュアリーサルーンといっても、DS9のハンドリング性能はスポーツサルーンの領域に入ります。

ワインディングロードではコーナリングが楽しくなります。
直線からカーブに入るときにブレーキをゆるめながらハンドルを優しく切っていくと、ノーズは躊躇なくインに切れ込んでいきます。
FWD(前輪駆動)ですが、フロントの重さを感じることなくコーナリングしていきます。タイヤが路面をつかむ感触が意外とダイレクトでよいです。コーナー出口が見えたところでアクセルペダルを踏み込んでいくと、最大トルク300Nmを発揮するターボエンジンがぐいぐい加速していき、ここでも気持ちのいいドライビングを楽しめます。
ハンドルのニュートラル付近は遊びが感じられないほど締まっています。小さな舵角でもきちんと反応してくれるフランス車の味です。それを感じながらハンドルを持っていると、素晴らしい直進性によって高速道路も快適に走れます。
ワインディングでも高速道路でもパーキングスピードでも操舵力は軽めです。軽いのにダイレクト感があり操作しやすいという高度な味つけがされています。
市街地走行時には車両感覚をつかみやすいので助かります。ボンネットのうねりによって左右の車幅感覚がつかみやすく、ボンネットセンターにはクロームのリブが前に向かって1本通っているので、これも左タイヤがどこを走っているかの目印になり、市街地でも高速道路でも走りやすいです。
試乗車にはナイトビジョンが装備されていました。見にくい夜間に効果を発揮しますが、歩行者検知は黄色で示してくれる最新鋭の安全装置です。
加速のよさには車両重量が1640kgしかない軽量ボディも貢献しています。トルクの立ち上がりで小さなターボラグを感じますが、トルク不足とは感じません。これは軽いボディのおかげでもあります。
もちろんこれは燃費にもプラスになっています。WLTCモード燃費は14.4km/Lで燃料タンクは60リッター。計算上はガソリン満タンで864km走れることになるので、長距離ドライブも得意とするところです。
乗り心地は、上下のストローク感がたっぷりしていてソフトなようにも感じますが、コーナリングはロールが小さく安定感があります。乗り心地がよくてハンドリングもいいというお手本になるクルマです。
トランクは奥が深いのでたくさん入りそうですが、敷居は高めで開口部はさほど広くはありません。ただしこれがボディ剛性のアップには効いていそうです。
DS9は乗っているといろいろなところに仕掛けがあって面白いので、思わず友人を誘って自慢したくなるクルマです。
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