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登場から20周年! ダイハツ初代「コペン」は“軽”初の電動開閉ルーフを搭載したオープンスポーツ【20年前 2002年6月19日発売】

着脱できる軽量な樹脂ルーフを採用した「デタッチャブルトップ」も設定

 コペンは、ダイハツの軽オープンスポーツカーです。2022年3月にホンダ「S660」生産終了して以降は、現在唯一の国産「軽オープンスポーツカー」として孤高の存在となっています。

 初代コペンはいまからちょうど20年前、2002年6月19日に発売されました。

20年前の今日、2002年6月19日に発売されたダイハツ初代「コペン」
20年前の今日、2002年6月19日に発売されたダイハツ初代「コペン」

 初代コペンは、「ACTIVE TOP COMPACTOPEN」をコンセプトに、誰もが気軽に楽しめる本格的オープンスポーツカーとして開発されました。軽自動車としては初めて、油圧機構を採用した電動開閉ルーフ「アクティブトップ」を採用したのが特徴です。

 64馬力/110Nmを発生する、専用チューニングを施したJB-DET型直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。トランスミッションは5速MT/4速ATと組み合わせました。

 あまり知られていませんが、電動の「アクティブトップ」のほかに、着脱できる軽量な樹脂ルーフを採用した「デタッチャブルトップ」も設定されていました。デタッチャブルトップ仕様車は、アクティブトップ仕様に遅れること3カ月、2002年9月に発売されています。

 ルーフクローズ時には210リッターの荷室容量を確保、ゴルフバッグも収納できました。軽オープンカーとしてのユーティリティも備えています。

 ダイハツは、このコペンの開発に対して気合いが入っていました。

 社内の技能認定制度により、認定された高技能者が働く専用工場の「エキスパートセンター」(大阪本社・池田工場)で生産されました。当時は高級車などに採用されていた塗装の「5層コート」をコペンに採用、深みのある艶やかな輝きを実現する全8色のボディカラーを実現していました。

 この初代コペンですが、2001年におこなわれた第35回東京モーターショーでは、「KOPEN」の名前で登場していました。これは「軽(K)のオープン(OPEN)」を意味したネーミングでしたが、市販車はCOPENとなりました。これは「コンパクトカー(Compact)のオープン(OPEN)」を意味しています。

 発売当時の車両価格(消費税抜き)は、アクティブトップ(5速MT/4速AT)、ディタッチャブルトップ(5速MT/4速M)ともに149万8000円でした。

 初代コペンの人気は高く、発売3か月後の2002年10月には受注台数1万台を突破。その後も順調に推移しました。ちなみに当時の受注内容は、ATが73%でMTは27%、ボディカラーはシルバーが50%、レッドが11%、パールホワイトが9%、グリーンが8%、ホワイトが7%、イエローが6%、ブルーが5%、ブラックが4%となっていました。

 コペンは10年にもわたり販売、2012年9月に販売が終了されました。その後、2014年に2代目となるコペンが復活。この2代目コペンの発表日もじつは今日、6月19日でした。
 
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 初代コペン発売から20年が経っていますが、中古車市場ではいまでも根強い人気を誇ります。支払総額は50万円台からありますが、過走行の中古車や、足まわりを中心にカスタムされたものも多いため、一度試乗してから購入することをおすすめします。

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