なぜVW新型「ゴルフ」を日本で見ない? 輸入車の代表モデルが発売1年経っても街であまり見かけない理由とは?
TクロスやTロックは多いのに新型ゴルフは登録台数が少ない理由
それについて関係者に話を聞いたところ、大まかな理由がわかりました。

もともとコロナ禍の影響をかなり受けていた上に、例のウクライナ侵攻の影響の大きい場所に生産拠点があることから、ワイヤリングハーネスなどの部品供給が滞り気味となり、VWのラインナップのなかでもドイツ国内で生産される車種への影響がより深刻になっているのだとか。実はまさに新型ゴルフがそれに該当するといいます。
それゆえ、日本向けだけでなくグローバルで本来の生産ができない状況になっています。
しかも最新のゴルフは、世代が他の車種よりも新しい分、他のモデルからの部品の流用が効かない面も多々あり、ほかのVWモデルよりも状況としては厳しく、本稿執筆時点では、日本ではゴルフについてユーザーから問い合わせがあった場合、納期が1年以上かかるという返答をしているそうです。
一方で、日本向けもスペインで生産されるTクロスや、ポルトガルで生産されるTロック、右ハンドル車は南アフリカで生産されるポロなど、ドイツ以外で生産される車種のはいくぶん安定しており、サプライヤの現地工場や物流なども戦地から遠く離れている分、影響を受けにくい状況にあるとのことです。
日本向けは、ポロがすでにマイナーチェンジを実施し、Tロックはまもなくのマイナーチェンジを予定。Tクロスは継続して安定した供給があるため、おそらく2022年も輸入SUVカテゴリーの販売ナンバーワンを狙えるのでは、と考えているそうです。
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そんなわけで、新しいゴルフの購入を検討しながらも車検などの都合で待つわけにいかず、やむをえず別のクルマを買い替えなければならない人には、比較的早い納車が見込める上記の車種に誘導しているケースもあるようです。
当然のことながら、けっして8代目ゴルフの人気がないわけではありません。本来の生産ができていれば、もっともっと売れているはずです。
プロダクトレベルが高いことはいうまでもありません。
あらためてドライブしても、そのよさを実感できました。1リッター直列3気筒ターボエンジン「1.0 eTSI」は、48Vマイルドハイブリッドの効果が絶大で、トランスミッションの7速DSGのネガを感じさせないほどスムーズで乗りやすいことにも感心しました。
車内空間は広く機能的で、先進的なデジタルコックピットも既存の車種とは一線を画します。さらに先進運転支援装備も非常に充実しています。
本当はゴルフが欲しいのに別の車種を買った人も、いずれ供給が安定したころに、あらためて購入を検討してはいかがでしょうか?
ところで、話題となっている電気自動車の「ID.4」も、同じように厳しい状況におかれていることに違いはありませんが、発表されているとおり日本にも年内に導入できるよう最大限努力しているそうです。
応援する気持ちもこめて、楽しみに待つことにしましょう。
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