VAGUE(ヴァーグ)

なぜVW新型「ゴルフ」を日本で見ない? 輸入車の代表モデルが発売1年経っても街であまり見かけない理由とは?

2021年6月に日本上陸したVW新型「ゴルフ」だが……

 そういえば、あまり見かけない気が……?

 2021年6月に日本に上陸した、8代目となるVW新型「ゴルフ」のことです。

 実際どうなのか調べてみると、それは数字にも明らかに表れていて、背景にはやむをえない事情があることがわかりました。

2021年6月発表と、登場から1年が経ったVW新型「ゴルフ」
2021年6月発表と、登場から1年が経ったVW新型「ゴルフ」

 JAIA(日本自動車輸入組合)による四半期ごとの販売状況を調べてみると、モデルチェンジ直前の2021年度の第1四半期(2021年1月~3月)にはトップ10圏外だったところ、途中でモデルチェンジのあった第2四半期(4月~6月)には、いきなり2位に食い込みました。台数も2394台と、1位の「MINI」の3723台とは差があるものの、3位のBMW「3シリーズ」の2247台を約150台も上回りました。

 ちなみに1位常連のMINIは、3ドアと5ドアのハッチバックとコンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーを合計した数字です。さらには、このとき近いタイミングで価格の安いガソリン車が追加されたVW「Tロック」も2194台で4位に食い込み、1964台で6位のVW「Tクロス」を初めて上回ったこともお伝えしておきましょう。

 つづく第3四半期(2021年7月~9月)もゴルフは3081台を販売し、4562台のMINIには及ばなかったものの、2488台で3位のBMW3シリーズとの差を広げました。このときはTクロスが2103台で4位となり、2036台のジープ「ラングラー」をはさんで、Tロックが1972台で6位となりました。

 ところが、第4四半期(2021年10月~12月)は、1位は4511台のMINIで変わらないものの、2位に2280台のボルボ「60シリーズ」がつづき、3位が1863台でTクロスとなり、ゴルフは1665台で4位と、いきなり失速してしまいます。

 2022年第1四半期(2022年1月~3月)も、1位はMINIが5053台と依然として強く、2位には新しくなったメルセデス・ベンツ「Cクラス」が3324台で、3位には逆にモデル末期のVW「ポロ」が1821台でつづき、ゴルフは僅差の1807台で4位という状況となりました。

 本稿は6月中旬の執筆となり、まもなく判明する第2四半期(2022年4月~6月)の動向も気になるところですが、ゴルフの販売が落ち込むのはさすがに早すぎるように思えます。

 一方で、VWのSUV、TクロスやTロックは、ほぼ定位置を維持しています。

* * *

 2016年の第2四半期以降、MINIが連続して販売台数トップに君臨していますが、ゴルフはそれまで、ごくまれにその座を明け渡すことこそあったものの、ずっと輸入車ナンバーワンの常連でした。

 8代目となった新型ゴルフは、欧州ではすでに2019年に登場していて、日本への導入がやや遅れたものの、日本でも待っていた人は少なくありません。

 本来はもっと多い台数が売れていてもおかしくないはずのところ、いったい新型ゴルフになにが起こっているのでしょうか……?

NextTクロスやTロックは多いのに新型ゴルフは輸入が少ない理由
Gallery 商品力は高いのになぜ日本でみかけない!? VW新型「ゴルフ」を画像で見る(36枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND