トヨタ新型「シエンタ」7年ぶり全面刷新! どう変わった!? デザインが魅力の欧州小型ミニバンと比べてみた
デザインに凝ったミニバンが欲しい人には最初の選択肢になる新型シエンタ
トヨタのコンパクトなミニバンである「シエンタ」がフルモデルチェンジ、3代目となる新型が2022年8月23日より発売開始となりました。

5ナンバーサイズの両側スライドドア、2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りの2種グレードを用意するという基本コンセプトは踏襲されており、1.5リッターのガソリン・エンジン車と1.5リッターのハイブリッドというパワートレインのバリエーションも同じ。
クルマというよりも、道具感の強い個性的なデザインの方向性も先代のまま。ただし、クルマの骨格は最新世代のTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用し、エンジンもハイブリッドシステムも最新世代を採用。基本路線はそのままに、メカニズムは、すべてを最新にアップデートしたという内容です。
4WDは後輪をモーター駆動とするハイブリッドのみとすることで、より薄くフラットで、そして強固なフロアを実現しています。
また、屋根をフラットにしてサイドのガラス面を垂直方向に立てることで室内空間を拡大。2列目の席の位置を下げることで2列目の居住空間を拡大。あわせて2列目シートの背面を凹ませることで、3列目シートのスペースを確保。また、2列目シートを倒したときに、よりフラットになるようにするなど、随所に細かな改良が施されています。
従来の路線を守りつつ、メカニズムを最新とすることで基本性能をアップ。細かな使い勝手や居住性もぬかりなく磨き上げたというのが今回のフルモデルチェンジと言えるでしょう。
とくにポイントとなるのは、シエンタならではのクルマ離れした個性的なデザインが、さらに磨き挙げられたところだと思います。
「デザインに凝ったミニバンが欲しい」という人にとって、シエンタは、最初の選択肢になることは間違いないはずです。
そこで気になるのは、ライバルの存在。それも「デザインが魅力」と言える、欧州製のミニバンです。
この分野で人気を集めるのは、シトロエンの「ベルランゴ」とプジョーの「リフター」の兄弟車。そしてルノーの「カングー」の3モデルです。ただし、最有力のライバルと言えるルノーの「カングー」は世代交代の端境期で、現行型の販売が終了し、2022年後半の新型投入を待っている状態。今回は中古車を想定した旧型との比較とさせていただきます。
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