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車中泊だって快適!? スズキ「スペーシアベース」とホンダ「N-VAN」個人で使う“4ナンバー軽商用バン”の魅力とは

4ナンバーは税金が約半額、新車時の車検が少し違う

 スペーシアベースとN-VAN、その性格の違いが如実に表れるのが、室内空間の広さです。

ホンダ「N-VAN」のインテリア。オプションで車中泊仕様にすることもできる
ホンダ「N-VAN」のインテリア。オプションで車中泊仕様にすることもできる

 N-VANは、後席を倒したときの助手席から後ろの荷室長が1510mm。それに対して「スペーシアベース」は1375mm。後席だけでなく助手席も倒して、めいっぱい室内を広くとったときの床面長では、N-VANが2635mmなのに対してスペーシアベースは2030mmと、大きな違いとなります。

 また、N-VANは助手席側のセンターピラーがないため、ドアの開口部は圧倒的な広さを誇ります。そういう意味で、室内空間の大きさでは、より商用車色の強いN-VANが上となっています。

 さらに、CVTだけでなく6速MTを選べ、ターボモデルも用意されているのもN-VANの魅力。そして127万6000円~187万2200円というスタート価格の安さも、商用バンに近いN-VANの良さです。

ただし、丸目ライトの可愛らしいN-VANの「+STYLE FUN」グレードは、162万9100円~187万2200円とお高めな価格設定。つまり、より乗用色の濃い+STYLE FUNと比べれば、価格面でスペーシアベースの方が、お手頃感はあるのです。また、ルーフレールやマルチボードなどが用意されているように、より乗用色が強いのがスペーシアベースの魅力ではないでしょうか。

 つまり“商用バンの利便性を、レジャーに使いたい”という同じ目標に向かって、乗用車側からアプローチしたのがスペーシアベースであり、逆に商用車側からがN-VAN。そんな2台の違いとなっています。

※ ※ ※

 では、最後に商用バンを仕事ではなく普通に使うメリットは何でしょうか。

 まず、最大の魅力は荷室空間の広さでしょう。商用バンの目的は、荷物をたくさん運ぶこと。そのため、床面はフラットで広く、上下にも余裕があります。ですから、アイデア次第で、いろいろな使い方ができます。

 次のメリットはコスト。そもそも商用バンは車両価格が低め。それでいて、税金も乗用よりも安く設定されています。軽自動車の場合、毎年かかる自動車税が乗用で10800円のところ、商用バンであれば5000円となります。もともと安い軽自動車の維持費がさらに安くできるのです。

 一方、デメリットといえるのが車検です。

 最初の車検が3年目ではなく、商用バンは2年と短くなります。ただし、2回目以降は軽自動車の商用は2年ごとになるので、乗用と変わりません。また、後席の作りが簡易的であることも商用バンのデメリットのひとつでしょう。販売価格を抑えてあることで、あちらこちらの細部を見ると、どうしても安っぽく感じられてしまうのも、商用バンの残念なところ。こうしたデメリットは、覚悟しておく必要があるでしょう。

 デメリットはあるけれど、一方で、広くて使いやすい室内空間。そして手ごろな価格というのは、商用バンの大きな魅力です。割り切って使える人にとっては、こうしたジャンルのクルマが増えるのは嬉しいことに違いありません。

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