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2023年のスズキは「Vストローム800DE」に注目! オフロードも楽勝のガチのアドベンチャーバイク

オフロードの走破性を重視した仕立て

 スズキの「Vストローム」シリーズといえば、250〜1050ccまで幅広い排気量をカバーする豊富なラインナップで知られています。

 そんな同シリーズに、期待の新モデルが登場。EICMA(国際モーターサイクルショー)2022で発表された「Vストローム800DE」は、「Vストローム」シリーズのイメージをさらに広げる注目モデルとなりそうです。

EICMA2022で発表されたスズキ「Vストローム800DE」
EICMA2022で発表されたスズキ「Vストローム800DE」

「『Vストローム』シリーズは、アドベンチャーカテゴリーの中ではオンロード寄りというイメージが強いモデルでしたが、最近はオフロードでの走破性にもかなり力を入れてきています」

 そう語るのは、2輪車を中心に乗り物関連の記事を取材・執筆しているライターの増谷茂樹さん。

「先日、大排気量の『Vストローム1050DE』を追加し、250ccクラスの『VストロームSX』の日本導入も発表されています。いずれもフロントホイールを大径化し、オフロード性能を高めたモデル。『Vストローム800DE』でも同様の仕立てとしてきたところにスズキの“本気”を感じます」(増谷さん)

 モードセレクターや上下双方向のクイックシフターなど、「Vストローム800DE」は電子制御が充実しているほか、トラクションコントロール機構に“Gモード”と呼ばれる未舗装路向けモードを設定するほか、リアのABS解除も可能。オフロードで積極的にリアタイヤをすべらせるようなライディングにも対応しています。

●新設計の並列2気筒エンジンを搭載

 エンジンは新設計の776cc並列2気筒で、量産2輪車としては初めて、クランク軸に対して90度に一次バランサーを2軸配置した“スズキクロスバランサー”を採用。これにより、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現しています。その恩恵は、オフロードでの取り回しやすさで感じられることでしょう。

 近年、ツーリング先で未舗装路と出合う機会は減っていますが、山の中や“酷道”と呼ばれる荒れた道に分け入って行く、文字どおりのアドベンチャーを楽しむライダーは話が別。そうした道では、オフロード車のような走破性が冒険を続けられるか引き返すかを分けるポイントとなります。そうした冒険を楽しみたい人にとって、「Vストローム800DE」は心強い相棒となりそうです。

 このクラスのアドベンチャーモデルには、ヤマハの「テネレ700」があるほか、ホンダも「XL750トランザルプ」を市場投入予定。いずれもオフロードでの走破性を重視した設計で、「Vストローム800DE」が発売されればライバルどうしがしのぎを削ることになるでしょう。

 なお「Vストローム800DE」は、2023年2月に欧州で発売予定。その後、全世界で順次販売開始となる見込みです。

●製品仕様(欧州仕様)
・サイズ:2345×975×1310mm
・ホイールベース:1570mm
・最低地上高:220mm
・シート高:855mm
・重量:230kg(装備重量)
・エンジン:776cc水冷並列2気筒DOHC
・タンク容量:20リットル

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