最新のエンジンと名門ブランドの伝統が融合「最新バイクが拓くモーターサイクルの未来」とは
ロードスターの乗り味とツアラーの走行性を兼備
1921年に誕生したイタリア最古のモーターサイクルブランドであるモト・グッツィから、アダプティブエアロダイナミクスや新設計エンジンを採用した「V100 マンデッロS(Mandello S)」と「V100 マンデッロ(Mandello)」が登場しました。

「V100 マンデッロS」は、モト・グッツィ初となるセミアクティブ・サスペンション、6軸慣性プラットフォーム、コーナリングABS、クイックシフトを搭載。一方の「V100 マンデッロ」は、アダプティブ・エアロダイナミクスと標準サスペンションを搭載しています。
本モデルの特徴について、インポーターであるピアッジオグループジャパンのPR/マーケティング部・河野僚太さんは次のように話します。
「『V100 マンデッロ』は、ロードスターのような乗り味とツアラーのような走行性を兼ね備えた、コンパクトでスポーティかつ快適性を追求した全く新しいコンセプトのオールラウンダー・モーターサイクルです。エキサイティングなパフォーマンスとモト・グッツィらしさを誇り、現代的で洗練された新型エンジンを搭載するなど、最新のテクノロジーを満載しています」
●スポーティな個性を実現する新型エンジンとシャシー構造
「V100 マンデッロ」には、“コンパクトブロック”と呼ばれる新型エンジンを搭載。伝統的な90度V型ツインの構造を尊重しつつ、その構造と性能において現代的にアップデートされたエンジンが、独特のトルク伝達とサウンドを実現します。
最高出力115hp/8700rpm、最大トルク105Nm/6750rpmを誇るエンジンの出力特性は、3500rpmですでに82%の性能を発揮する上、リミッターは9500rpm以上と、そのパフォーマンスはまさにスポーティそのもの。低速域からたくましい加速を実現し、モト・グッツィの名にふさわしいライディングエクスペリエンスを提供します。
そして「V100 マンデッロ」のスポーティな個性は、コンパクトで扱いやすいシャシー特性にも息づいています。エキサイティングなコーナリングに加え、長距離走行での優れた安定性、走る楽しみや喜びの代名詞であるフットワークのよさを存分に味わえます。
加えて、シート高815mmのゆったりとしたシートと、アクティブでリラックスしたライディングポジションがツーリングでの快適性を高めています。アルミ製ハンドルバーの形状は、スポーツライディングでのコントロール性を確保しつつ、ツーリングではより快適なライディングポジションを提供する最適なものとなっています。
●個性と本物志向を追求したデザインも魅力
「V100 マンデッロ」は、シンプルさと力強さを表現したエレガントでスポーティなデザインも見逃せません。
モト・グッツィの他のモデルと同様、ユニークで他に類を見ないエンジンを表現した不朽のデザインでありながら、現代風にアレンジしているのが特徴です。それは、ゴツゴツしたエンジンヘッドをそのまま型取ったようなタンクのフォルムや、伝説の1976年式「ル・マン850」を想起させるスロット入りシート下サイドパネル、1981年式「ル・マン850III」へのオマージュであるトップフェアリングからも読み取ることができます。
正面から見たときのイーグルをかたどったLEDライトや、指輪にはめ込んだダイヤモンドのように際立った側面のエンジンデザインが、このモデルのスタイルに欠かせない要素となっています。一方、リア回りは航空機エンジンのアフターバーナーをモチーフにしたテールライトが目を惹きます。
ディテールへのこだわり、意味を持たせながら洗練されたデザイン、そしてハイパフォーマンスな走行性能……。イタリアの名門ブランドが放つ最新モデルは、モーターサイクルの新たな魅力を見せてくれそうです。
●製品仕様
■V100 マンデッロS
・価格(消費税込):264万円
・カラー:2121グリーン、アバンギャルドグレー
・エンジン形式:水冷縦置き90度V型2気筒4バルブ
・総排気量:1042cc
・最高出力:115hp/8700rpm
・最大トルク:105Nm/6750rpm
・シート高:815mm
・車両重量:233kg(燃料90%搭載時)
■V100 マンデッロ
・価格(消費税込):220万円
・カラー:マグマレッド
・エンジン形式:水冷縦置き90度V型2気筒4バルブ
・総排気量:1042cc
・最高出力:115hp/8700rpm
・最大トルク:105Nm/6750rpm
・シート高:815mm
・車両重量:233kg(燃料90%搭載時)