キャデラック「エスカレード」は成功者の証 巨大ディスプレイの先進性、広々キャビン、快適な走りと魅力満載
エスカレードを所有できることこそ余裕の証
キャデラックの大型SUV「エスカレード」は、乗るたびにアメリカという国のスゴさを実感させてくれるモデルです。

アメリカには今でも「大きいものこそ正義」という考え方が根強く残っているように感じます。その理由に関して、日本では「国土が広いから」などといわれることが多いのですが、それはあながち間違いではないと思います。
例えば、アメリカのスーパーマーケットで売られている食品のパックが異様に大きいのは、自宅が広くて冷蔵庫や保管場所にも余裕があるためでしょうし、大きいクルマが多いのも、道や駐車場が広い上、広大な国土をクルマで移動する際に大きくゆったりとしたモデルが求められるという背景があります。
そんなアメリカらしいクルマの代表格が、キャデラックのエスカレードでしょう。まず印象的なのが、全長5400mm、全幅2065mm、全高は1930mmという大きなボディサイズで、乗る前からその姿に圧倒されます。
日本の常識に照らし合わせると、全長5mを超えるクルマは「かなり大きい」という印象ですが、エスカレードはそれどころではありません。しかも、日本市場に導入されているタイプは“小さいタイプ”であり、本国ではさらに車体を40cm弱伸ばしたロングモデルまで用意されているのですから驚くほかありません。もちろん日本では、“小さいタイプ”のエスカレードでも一般的な駐車場には収まりません。つまりエスカレードは、そのボディサイズからして「所有できることこそ余裕の証」なのです。
そんなエスカレードは、インテリアも目を惹きます。ドアを開けるとまず目に飛び込んでくるのは、ダッシュボードに贅沢に使われるリアルウッドと、仕立てに手間をかけることで繊細な肌触りを手に入れたセミアニリンレザーによるプレミアムな世界。
その上、38インチの大型ディスプレイによる先進感も、現行エスカレートのトピックです。一切のアナログ表示を廃しただけでなく、走行モード切り替えなどメーター脇の操作部分までタッチパネルとしているのですから驚くばかりです。初めて乗ったときに走行モード切り替えボタンを探してしまったのですが、実は状態を表示するディスプレイそのものがスイッチも兼ねていたのです。

そんなエスカレードのインテリアで何より強調しておきたいのは、しっかりとアメリカンラグジュアリーの世界観を体現しているということ。そう感じられる理由は、欧州のプレミアムカーとは明らかに異なるメッキの使い方と、深く透明なツヤを持つウッドパネルにあります。これぞアメリカ車と思わせる世界観をどっぷりと味わうには最高の1台といえるでしょう。
当然のことながら、大きなボディサイズは優れた居住性に直結しています。その真骨頂といえるのがサードシートで、「これだけ広ければミニバンなんていらない」と思えるほどの広さ。誇張なしに、長時間の移動も苦になりません。
もちろん、セカンドシートの広さと快適さは極上です。左右の席がセパレートされた2列目シートは、前後の間隔がゆったりしているのに加え、車幅の広さを活かして横方向にもゆとりがあります。さらに、背もたれの調整が電動式なのは、さすがラグジュアリーカーといったところ。まさに王様のシートといった印象です。
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