“新世代オールラウンダー”ホンダ「XL750トランザルプ」は街乗りからオフロードツーリングまで楽しめる
未舗装路の走破性も高いオールラウンダー
世界的に人気の高いアドベンチャータイプのバイクですが、近年、メーカー各社は、少し排気量の小さいミドルクラスのモデルに力を入れています。
そのマーケットにホンダが投入するのが新しい「XL750トランザルプ」。先日開催されたモーターサイクルショー2023でも多くの注目を集めていました。

高速ツーリングで効果を発揮する大型フェアリングを装備する点がアドベンチャーバイクらしいところですが、特徴的なのはフロントに21インチのスポークホイールを採用している点。これはオフロードバイクと同じサイズで、未舗装路での走破性を向上させるためのセレクトです。
エンジンは、754ccの並列2気筒。クランク角は270度で、常用域では扱いやすいトルク感とパルス感、そして高回転域での爽快な吹け上がりを実現しています。ホンダのオフロード車で多数採用されているユニカム(SOHC)となっている辺りも、未舗装路での扱いやすさを重視していることがうかがえます。
「1986年にリリースされた『XL600Vトランザルプ』は、未舗装路から峠道、高速道路まで快適に走破できるオールラウンダーモデルでした。新型の『XL750トランザルプ』は、その車名とともにオールラウンドに使える特性も受け継いでいます」
そう語るのは、2輪車を中心に乗り物関連の記事を取材・執筆しているライターの増谷茂樹さん。
「ヨーロッパなどでは、大陸横断もできるような大排気量アドベンチャーバイクが人気ですが、日本国内でのツーリングを考えると、街中でも扱いやすく未舗装の林道なども走れるこのくらいのサイズがベターだと感じます」(増谷さん)
●制御や足回りもオフロードでの走破性を重視
「XL750トランザルプ」は現代のバイクらしく、電子制御のスロットルバイワイヤーや走行モードの切り替え機能、トラクションコントロール機構などを装備。走行モードには未舗装路向けにエンジンブレーキやトラクションなどの特性を調整する「グラベル」モードも設定されています。
サスペンションは、フロントフォークにストローク200mmのSHOWA製SFF-CA倒立タイプ採用するなどオフロードでの走破性を重視したもの。気楽に乗れる扱いやすさを備えつつ、オフロード走行も含めた週末の冒険に連れ出すのに最適な新世代オールラウンダーに仕上がっています。
発売は2023年5月25日を予定。登場を心待ちにしているツーリングライダーも多いことでしょう。
●製品仕様
・価格(消費税込):126万5000円
・サイズ:2325×840×1450mm
・重量:208kg
・シート高:850mm
・エンジン:754cc並列2気筒SOHC(ユニカム)4バルブ
・最高出力:91ps/9500rpm
・最大トルク:75Nm/7250rpm
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