8人乗りのロングボディ 新型ランドローバー「ディフェンダー130」の実力はどう? その卓越したオフロード性能とは?
「110」のリアオーバーハングを340mm延長したロング版が「130」
日本上陸を果たしたばかりの“130”を含む最新のランドローバー「ディフェンダー」に試乗するイベントが、伊豆諸島の三宅島で行われた。

ディフェンダーはランドローバーの“元祖”というべきモデルで、これ以外に車種がなかった時代は単にランドローバーと呼ばれていたが、1990年にディスカバリーが誕生したことをきっかけにしてディフェンダーという名が与えられた。
また、伝統的にディフェンダーは装備がもっとも簡素なかわり、悪路走破性は数あるランドローバー車のなかでもピカイチというのが私の理解である。
そんなディフェンダーには短、中、長と3種類のホイールベースが用意されて、ボディタイプをホイールベース長(インチ単位)で呼ぶのがこれまでの“ならわし”。
たとえば先代は、“短”が90、“中”が110、“長”が130と名づけられ、これらをベースに様々な用途のボディが生み出されていた。
なかでもメジャーだったのが2、ドアの90と4ドアの110。このうち個人的には110が好きで、なかでもステーションワゴンには「リアシートが横向き」の7人乗りや9人乗りが設定されていて、ちょっと軍用車を思わせるたたずまいに心を惹かれたこともあった。
いっぽう、ロングホイールベースの130は、90や110に比べると少数派で、ダブルキャブのピックアップ版のように、ちょっと特殊な用途に使われるケースが少なくなかった。
さて、最新のディフェンダー130は、3020mmのホイールベースは110と共通ながら、リアオーバーハングを340mm延長したロングボディが特徴的。この結果、3列目シートは3人掛けで、乗車定員は8名となる。
エンジンはジャガー・ランドローバーが自社開発した“インジニウム”3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。その、滑らかでありながらストレート6特有のビート感が味わえる点は、このエンジンの白眉ともいうべきポイント。しかも、マイルドハイブリッド・システムを装備しているのでレスポンスが良好なうえ、始動も静かかつスムーズ。最高出力300ps、最大トルク650Nmのスペックを含め、このクラスのディーゼルエンジンとして世界最高水準に位置するパワーユニットのひとつだ。
ところで、三宅島は富士箱根伊豆国立公園に指定されており、本来であれば自動車で立ち入れない場所も少なくないが、今回は主催者が所轄官庁から特別な許可を得て取材が可能になったことをあらかじめお伝えしておく。
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