メルセデス・ベンツの人気コンパクトMPV 新型「Bクラス」はどう変わった? 乗ってわかった進化ぶりとは
コンパクトハッチバック「Aクラス」とは走りがどう違う?
AクラスではなくBクラスに関心を持つ人は、コンパクトなサイズでより高い利便性を求めることでしょうけれど、まさにその期待に応えてくれるパッケージングを誇ります。

見た目からイメージするとおり、車内のヒップポイントからアイポイントがほどよく高めで、見晴らしが良いのが特徴です。シートポジションがややアップライト気味に設定されているようです。
後席も着座位置がやや高めに設定されていたり、窓の面積も広かったりするので、後席に人を乗せる機会の多い人にも適するでしょう。ディーゼルのB200dで445リッターから1530リッターという荷室容量は、A200dの345リッター〜1185リッターよりも圧倒的に大きいことはいうまでもありません。
AMGラインパッケージを装着すると車高が約15mm低くなるロワードコンフォートサスペンションが装備され、タイヤとホイールも標準モデルの1インチ増しの18インチとなります。
Aクラスと比べると全長と全幅はほぼ同じで、全高が130mm高く、車両重量は50kg大きくなっていますが、ドライブフィールは軽快そのもの。重量が増して重心が高くなっても、Aクラスと同じくキビキビと走れるようにするためか足まわりが固められていて、コーナリング時のロールなどの姿勢変化も小さく、俊敏なハンドリングを楽しめます。
その影響かAクラスよりも路面への感度が高く、乗り心地が硬めで微振動を感じるのは否めませんが、おかげでこの軽快な走りが実現できているのなら良しとしましょう。
回頭性も十分に俊敏でありながらも、Aクラスに比べるとややあえてわずかにダルされているようで、挙動が乱れにくくなっています。そのあたりいろいろな要素をまんべんなく満たすべくバランスを図った印象です。
OM654というディーゼルエンジンは、いずれも150ps(110kW)の最高出力を3400~4400rpmで、320Nmの最大トルクを1400~3200rpmで発生します。
フラットなトルク特性で低回転から力強くレスポンスするのは同じで、それを完成度の高い8速DCTがダイレクトに引き出してくれます。ごく普通に走る分には音や振動もそれほど気になりません。WLTCモード燃費は18.8km/Lと、わずか0.3km/Lの差にとどまっています。
車両価格の差も15万円とそれほど大きくありません。コンパクトクラスのメルセデスに関心があり、より高いスペースユーティリティを求める人にとって、なかなか魅力的な選択肢といえそうです。
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