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日本初公開“史上最強のベントレー”「バトゥール」は次世代モデルを先取り“18金の装飾”などインテリアも贅沢

EV時代のベントレーを先取りしたデザイン

 ベントレーの最新モデルであり、贅沢なビスポーク仕様である「マリナー・バトゥール」が先ごろ上陸。東京・港区に誕生したベントレーの新しい販売拠点「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開されました。

新しい「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開された、ベントレーの最新モデルであり贅沢なビスポーク仕様の「マリナー・バトゥール」
新しい「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開された、ベントレーの最新モデルであり贅沢なビスポーク仕様の「マリナー・バトゥール」

 2022年8月21日、米カリフォルニア州で開催されたモントレー・カー・ウィーク2022のシグネチャーパーティにおいて世界初公開されたバトゥールは、ベントレー社内のビスポーク&コーチビルディング部門であるマリナーが手がけた最新のプロジェクト。生産台数はわずか18台という特別なモデルで、バトゥールというネーミングはインドネシア・バリ島にあるバトゥール湖に由来しています。

 ちなみに、イギリス・クルーのベントレー工場内にあるマリナーのワークショップで製作される18台はすべて予約済み。数か月かけてそれぞれが手づくりされ、2023年半ばに最初の1台が納車される予定です。

 バトゥールのボリューム感ある流麗な2ドアクーペのフォルムは、ベントレーの新たなデザイン言語を具現したものです。ベントレーは2026年までに全ラインナップをピュアEV(電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)にし、2030年にはピュアEVのみを展開するブランドへとシフト中。そんななか誕生した最新モデル・バトゥールのデザインは、来たるEV時代のベントレーを先取りしたものだといいます。

 ベントレーのデザインディレクター、アンドレアス・ミントの指揮の下、過去の名作を再解釈し、コントラストを強調したすっきりとした新しいフォルムを持つバトゥール。従来のベントレー製クーペとの違いをひと目で感じられるのは、細長くシャープな造形になったヘッドライトとリアのコンビネーションランプでしょう。また、角張った形状となった上に、コントラストペイントを施すことで視覚効果に深みをプラスしたフロントグリルも必見です。

 エレガントなロングノーズを採用したバトゥールのボンネットは、まるで重心がリアアクスル上にあるかのような視覚効果を生み出し、筋肉質なリアフェンダーを形づくる重要なプレスラインである“ハウンチ”やワイドトレッドを強調しています。

 パワーとプレステージの証でもある長いボンネットは、ベントレー伝統のモチーフであるフロントグリルをより直立させ、それとともに自信に満ちたフォルムをつくり上げています。これら特徴あるディテールを巧みに組み合わせることで、バトゥールは美しく新しいシルエットを完成させています。

 実際、新ショールームで目の当たりにしたバトゥールは存在感抜群。無骨さや荒々しさといったものは皆無で、流麗かつエレガントという表現がふさわしいエクステリアに仕上がっています。

●W12エンジンのファイナルにふさわしい特別なモデル

 一方のインテリアは、ユーザーの好みに合わせて素材や色を無限に組み合わせることができるビスポークモデルらしい仕立て。ラッカー仕上げやペイントを施したウッドパネル、カーボンファイバー、ベントレーのモデルで初めて採用されたナチュラルファイバー製パネルなど選択肢も多彩です。

新しい「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開された、ベントレーの最新モデルであり贅沢なビスポーク仕様の「マリナー・バトゥール」
新しい「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開された、ベントレーの最新モデルであり贅沢なビスポーク仕様の「マリナー・バトゥール」

 なかでも、カーボンファイバーに代わる素材として使われる、亜麻から生み出されるナチュラルファイバー製パネルは軽くて強く、さらに環境負荷を大幅に低減できるサステナブルな素材として注目を集める素材です。加えて、バトゥール専用のオプションとして、従来のなめし加工よりもはるかに少ない水と薬剤で加工されたレザーや、リサイクル糸を使用したカーペットも用意。また、コーヒーの焙煎工程で発生する副産物から生み出されたレザー調テキスタイルも採用するなど、サステナビリティにも配慮されています。

 新ショールームに展示されていたバトゥールのインテリアで目を奪われたのは、ステアリングホイールのトップと、コックピット中央にある“3Dプリンテッド ベントレーダイナミックドライブセレクター”。ともに金色の鈍い輝きを放っていたのです。実はこれらの装飾、ともにゴールドで製作されたもの。純度証明がついた正真正銘の18金製といいますから驚きです。

 18台のみが製作されるバトゥールのエンジンは、6リッターW型12気筒ツインターボ。最高出力740ps、最大トルク1000Nmというスペックはベントレー史上最強で、最高出力は「コンチネンタルGT」比で40ps以上もアップしていながら、燃費効率は約25%も向上しています。

 ちなみにベントレーは、2024年4月にW12エンジンの生産を終了すると発表済み。バトゥールの助手席前にあるデコレーションパネルには、W12気筒エンジンの“サウンドの波形”が光沢あるレーザーエッチング加工で描かれるなど、栄光の歴史のファイナルを飾るスペシャルモデルらしい仕立てが施されています。

Gallery 【画像】次代を先取りしたルックスは迫力満点! ベントレー「マリナー・バトゥール」を見る(37枚)

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