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史上最強のベントレー「バトゥール」日本初公開 “比類なき技術の象徴”W12エンジンは740馬力を発生

EV時代のベントレーを先取りしたデザインの魅力とは

 ベントレーの最新モデル「マリナー・バトゥール」が、先ごろ東京・港区に誕生したベントレーの新販売拠点「ベントレー東京 芝ショールーム」で日本初公開されました。語るべき点が多々あるスペシャルモデルですが、見逃せないトピックのひとつが、“史上最強の6リッターW型12気筒ツインターボを搭載すること”ではないでしょうか。

18台のみが製作される「マリナー・バトゥール」は、最高出力740ps、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のW12エンジンを搭載
18台のみが製作される「マリナー・バトゥール」は、最高出力740ps、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のW12エンジンを搭載

 オーナーの好みに応じてアレンジできるビスポーク仕様、限定18台という超少量の生産台数、EV(電気自動車)時代を先取りしたデザイン、そして、カーボンニュートラルの工場でハンドメイドされることなど、話題に事欠かないバトゥール。この特別なベントレーが世界初公開されたのは、2022年8月21日に米カリフォルニア州で開催されたモントレー・カー・ウィーク2022のシグネチャーパーティのことでした。

 バトゥールは、ベントレー社内のビスポーク&コーチビルディング部門であるマリナーが手がけた最新のプロジェクトであり、そのネーミングはインドネシア・バリ島にあるバトゥール湖に由来しています。生産される台数はわずか18台。イギリス・クルーのベントレー工場内にあるマリナーのワークショップでハンドメイドされる18台はすでに予約済みで、2023年の半ばに最初の1台がオーナーの元に納車される予定です。

 ボリューム感ある流麗な2ドアクーペのフォルムは、ベントレーの新たなデザイン言語を採り入れたものだといいます。ベントレーは2026年までに、すべてのラインナップをEV(電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)に、そして2030年には、EVのみを展開するブランドへと転換を図っていますが、バトゥールのデザインにはEV時代のベントレーを先取りした要素が盛り込まれているのです。

 従来のベントレーのクーペとは異なり、バトゥールは細長くシャープな造形のヘッドライトとリアコンビネーションランプを採用。コントラストペイントを施すことで視覚効果に深みをプラスした角張った形状のフロントグリルも、これまでのデザイン言語では見られなかったものです。

 また、パワーとプレステージの証でもあるバトゥールの長いボンネットは、ベントレー伝統のモチーフであるフロントグリルをより直立させ、それとともに自信に満ちたフォルムをつくり上げています。

 これら特徴あるディテールを巧みに組み合わせることで、バトゥールは美しく新しいシルエットを具現しています。少量生産のスペシャルモデルに見られがちな無骨さや荒々しさは皆無で、流麗かつエレガントなエクステリアに仕上がっているのです。

 一方のインテリアは、ユーザーの好みに合わせて素材や色を無限に組み合わせることができるビスポークモデルらしい仕立て。ベントレーの市販モデルで初めて採用されたナチュラルファイバー製パネルやリサイクル糸を使用したカーペットなど、サステナビリティにも配慮されています。

●W12エンジンのファイナルを彩る特別なベントレー

 そんなバトゥールの誕生に際し、ベントレーの会長兼最高経営責任者であるエイドリアン・ホールマークは、「このモデルには、これまで開発してきた中で最も強力なエンジンを搭載します」とコメントしています。

 18台のみが製作されるバトゥールは、6リッターW型12気筒ツインターボを搭載。ホールマークがいうように、近代ベントレーの象徴ともいうべきパワーユニットはさらに進化を遂げ、最高出力740ps、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のスペックをマークします。しかも、最高出力は「コンチネンタルGT」比で40ps以上のアップを果たしていながら、燃費効率は約25%も向上しています。

18台のみが製作される「マリナー・バトゥール」は、最高出力740ps、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のW12エンジンを搭載
18台のみが製作される「マリナー・バトゥール」は、最高出力740ps、最大トルク1000Nmというベントレー史上最強のW12エンジンを搭載

 ベントレーの6リッターW12気筒ツインターボエンジンは、2003年にコンチネンタルGTのパワートレインとして誕生し、ベントレーの新たな時代の幕開けを告げました。独自のW型レイアウト採用で、パワーや効率、洗練性に妥協することなく、同等の出力を発生するV型12気筒エンジンと比べてエンジン長を24%短くすることに成功した画期的なパワーユニットです。

 歴史上、最も成功した12気筒エンジンとして歴史にその名を刻むベントレーの6リッターW12気筒ツインターボエンジンですが、将来のハイブリッド車やEVに道を譲るべく引退が近づいています。すでにベントレーからは、2024年4月に生産を終了するとの公式アナウンスが出されています。

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 今回、ショールームに展示されたバトゥールの助手席前にあるデコレーションパネルには、W12気筒エンジンの“サウンドの波形”がレーザーエッチング加工で描かれていました。最新モデルであり贅沢なビスポーク仕様でもあるバトゥールは、近代ベントレーの象徴ともいうべきW12エンジンのファイナルを彩る、特別な意味を持つモデルでもあるのです。

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