このまま一年中スタッドレスタイヤを履き続けても大丈夫? 夏タイヤに交換しないとおきるデメリットとは
ウエット路面が苦手なスタッドレス 梅雨前には必ず履き替えたい
降雪地域に住むドライバーでも、ゴールデンウイーク前にはスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き換える人も多く、5月下旬のいまはもうほとんどの人がタイヤ交換を終えた時期だと思います。
ただ、最近各社から登場している最新のスタッドレスタイヤは、スタッドレスタイヤの基本性能である冬性能、「氷雪路面性能」だけでなく「ドライ路面での快適性」や「耐摩耗性」などを謳うものが多くなっています。
スタッドレスタイヤをそのまま夏でも履きっぱなしにしても大丈夫なのでしょうか。

結論を先にいうと、法律上はそのまま走っていても違法ではありませんが、そうした使い方はいくつかの観点からお勧めできません。
その理由を、タイヤメーカー各社の公式サイトにあるFAQ(よくある質問)も参照しつつ、以下で解説したいと思います。
まずひとつ目の理由は、スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べ、ドライ&ウエット性能という夏性能がどうしても劣ってしまうことです。
スタッドレスタイヤは、雪面をグリップするため、接地面積を上げるためにタイヤ表面のトレッド部に「サイプ」と呼ばれる細かい切り込みが入っています。
また凍った路面であるアイスバーンでもしっかりと路面に密着させるため、低温でも硬くなりにくいゴムが使われています。
そのため「乾燥路や湿潤路で使用する場合は、夏用タイヤに比べて制動距離が長くなる傾向がある」(出典:ブリヂストン)、「夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)よりもハイドロプレーニング性能とブレーキ性能は低下する」(出典:TOYO TIRES)こととなります。
つまり、急に何かが飛び出してきたような状況において、サマータイヤならとっさのブレーキでなんとか止まれたとしても、スタッドレスタイヤでは制動が間に合わず事故につながる可能性があるのです。
またこれからの時期、梅雨の季節になっていきますが、スタッドレスタイヤはウエット路面での性能が夏タイヤに比べて劣っています。これは夏タイヤと比べると、スタッドレスタイヤは路面の水を排水する能力が低いことが原因です。スタッドレスタイヤで雨の日に高速走行をすると、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなるといわれています。
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