トヨタ製V12エンジンを搭載したポルシェ「928」がオークションに登場! “日・独・米の技術を結集した”ワケありモデルの落札価格とは?
V12エンジンに6速MT……さまざまな車種のパーツを流用
アメリカの自動車オークションサイト「Cars & Bids」で発見した928のMTモデルですが、まず違和感を覚えたのは“6速MT”と記載されていたことでした。928に搭載されていたMTは、確か5速だったはずです。
しかし、紹介文にある“トヨタV12エンジン・スワップ”という記述を見て、胸が高鳴りました。1982年式の928、見かけはそれほど改造されていないのですが、中身は本家とは全く異なるモデルだったからです。

サテンゴールドのラッピングが施されたこの928、エンジンは2000年式のトヨタ「センチュリー」に積まれていた5リッターの1GZ-FE型V12エンジンに載せ替えられており、トランスミッションにはシボレーC5型「コルベット」の6速MTが組み合わされていました。
驚きなのは、オリジナルの928と同様、トランスアクスル方式を採用していること。恐らくこの928はオリジナルエンジンがトラブルを抱え、修理するのではなく改造する道を選んだのでしょう。
ブレーキは、フロントにウィルウッド・エンジニアリングの330mmディスクとキャリパーを、リアには「928 S4」のディスクを装着。18インチホイールは、ポルシェ「パナメーラ」のものを流用しています。
インテリアに目を向けると、フロントシートは左右ともランバーサポートの効いた930型「911ターボ」のものに交換されています。ステアリングホイールも同時期の911のものを、メーターパネルは「944」のものを流用しています。
ボンネットの出っ張った部分=“パワーバルジ”は伊達ではなく、こうしないとV12エンジンが収まらなかったようです。センチュリーのエンジンカバーは取り外され、中央部分には“928 V12”の文字が配されています。
また、インテーク各種はカーボン製のパーツに交換されていて、スポーティな印象を与えています。過給機でも装着しない限り、センチュリーのV12エンジンはトルクフルかつジェントルな味わいのままなのでしょう。928のグランドツアラーとしての性格にはぴったりだと思います。
928、911、944、センチュリー、コルベットと、さまざまな車種のパーツを寄せ集めたワケありの928。ちなみにリアスポイラーは、アウディ「TTクーペ」のものを流用しています。
気になる落札価格は、1万5500ドル(約231万円)でした。現状は“それなり”のリフレッシュが必要とのことですが、チューニングやドレスアップのベース車としては面白い存在となりそうです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】