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トヨタ新型「クラウン・セダン」ついに正式発表! 新スタイルで“セダンの魅力”再提案 新開発ハイブリッド&燃料電池車の2本立て

広々としたリアシート空間が快適な移動をサポート

 ショーファーとしてのニーズも重視した新型クラウン・セダンは、リアシートのゆとりと快適な乗り心地も見どころです。

トヨタ新型「クラウン・セダン」
トヨタ新型「クラウン・セダン」

 3000mmという長いホイールベースを活かし、ゆとりあるリアシート空間を創出。足元スペースは広々としており、スムーズな乗り降りを実現します。

 リアシートの乗員に対して極上の移動時間を提供すべく、おもてなし装備も充実しています。背もたれを好みの位置へとリクライニングさせられるリヤパワーシートや、エアの効果で乗員をリラックスさせるリラクゼーション機能、さらに日差しを遮る電動式サンシェードなどを用意。それらの機能はアームレスト部に内蔵されたリヤマルチオペレーションパネルで操作できます。

 加えて、セッティングの最適化が図られたマルチリンクサスペンションや、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立して制御するAVSなどの採用により、路面の凹凸を乗客に伝えない快適な乗り心地を実現。コーナリング時や荒れた路面における車体の揺れも適切に抑えています。

●トヨタ車初採用の2.5リッターHEVとFCEVを設定

 新型クラウン・セダンは、HEV(ハイブリッド)とFCEV(燃料電池)というふたつのパワートレインをラインナップ。駆動方式はいずれも後輪駆動を採用しています。

 HEVは、新開発の2.5Lマルチステージハイブリッドシステムをトヨタ車として初搭載。エンジンとふたつのモーターに有段ギアを組み合わせることで、あらゆる速度域からでもアクセル操作に対してレスポンスよく加速します。

 従来型の2.5リッターHEVは、エンジン最高出力を使用できる車速領域が約140km/hからでしたが、新システムでは約43km/hから使用可能に。高速走行時はエンジン回転数を低く抑えて低燃費で優れた静粛性を実現するとともに、力強い動力性能と燃費性能も両立します。

 走行中に二酸化炭素を一切排出しないFCEVは、静粛性や環境配慮面にシビアなショーファーカーに高い価値にプラス。アクセルペダルを踏んだ瞬間から厚いトルクが立ち上がり、スムーズに車速が伸びるFCEVならではの力強さと、モーター駆動ならではの静粛性を両立しています。

 心臓部には、「MIRAI」と同じ高性能FCシステムを採用。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載し、約3分の水素充填で約820kmの航続距離を可能にします。

* * *

 これまで旧来的とされてきたセダンカテゴリーに新風を吹き込むスタイリッシュなルックスと、FCEVという次世代パワートレインの設定、そしてショーファーカーらしい“おもてなし”など、随所に新たなチャレンジが垣間見える新型クラウン・セダン。約1年半ぶりに帰ってきたビッグネームは、セダンの魅力を再発見させてくれそうです。

Gallery 【画像】王道モデルが約1年半ぶりに復活! トヨタ新型「クラウン・セダン」を写真で見る(41枚)

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