「アメリカ大統領を守ったキャデラック」がオークションに登場! シークレットサービスが利用した警護車両の落札価格とは?
シークレットサービス仕様のキャデラックとは
先日、1984年式のキャデラック「シリーズ75 フリートウッド」のリムジンが、メカムの開催したオークションにて落札されました。
当該車両、ただのリムジンではありません。なんと、ロナルド・レーガンおよびジョージ・ブッシュ(パパ・ブッシュ)の大統領時代、大統領とその側近の車列警護を任務とするシークレットサービスの隊員を乗せていた“先導車”として活躍していた車両だったのです。

このキャデラックはホワイトハウスでの任務を終えた後にペンタゴンで使用され、2005年に個人へと売却されました。
ベースモデルであるとキャデラックのシリーズ75 フリートウッドは1977年に発売され、1984年まで販売されたモデルです。144.5インチのホイールベースに425キュービックインチ(7リッター)のV8エンジンを搭載。3速ATを介してリアタイヤを駆動しました。
シークレットサービスはシリーズ75 フリートウッドを複数台購入しており、外装色はすべてブラックをチョイス。フロントグリルの後ろに赤いライトとともに旗を追加したほか、サイレン、無線システム、大統領シールを備え、最大7名のエージェントが座れるように内装がカスタムされました。
一方、大統領が乗るシリーズ75 フリートウッドはカスタム防弾ボディと防弾ガラスを採用したほか、ブレーキの大容量化を図り、大型ホイール&タイヤ、ユニークなセルフレベリングサスペンションシステムを備えていました。この頃、大統領車両以外は防弾仕様ではなかったのですね。
なお、大統領専用車に防弾仕様車が用いられるようになったのは、フランクリン・ルーズベルトが大統領だった頃。1938年、ニューヨークを公式訪問する際、防弾仕様のパッカードのツーリングリムジンに乗ったのが最初です。
当時は、イギリスとフランスがドイツへ宣戦布告するかしないかの瀬戸際だった頃。大西洋を挟んで戦争が勃発し、米国が紛争に巻き込まれる可能性があるとの認識から、初めて大統領専用車が使用されることになったのです。
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