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ナイキ「エアマックス」の“ぷにぷに”は健在? エアが入ってるモデルと入ってないモデルの違いとは

●ナイキの革新的な大発明の『Air』

 1987年に発売されたハイテクスニーカーの先駆けであるナイキ「AIR MAX(エアマックス)」は、ソール内に「Max Air」と呼ばれるエアバッグを搭載することで、従来のシューズの概念を大幅に変えました。

 Max Airは衝撃吸収性や反発性に優れており、見た目でもスケルトン化されたソール部分の斬新なデザインがエアマックスの魅力になっています。

 日本では1990年代中盤以降に木村拓哉さんや広末涼子さんが着用していたことも話題になって爆発的な人気を誇り、入手困難な状態が続いたことでプレミアがつくなどの社会現象となりました。

 エアマックスにも数多くのモデルが存在し、50種類以上のモデルが存在します。そのなかでも定番モデルや人気モデルを新作から中古スニーカーまで幅広く取り扱うスニーカーショップSkitの担当者は、エアマックスについて次のように話します。

「定番モデルは1990年に発売された『AIR MAX 90』で、スニーカー初心者が手を出しやすく、またファッションに合わせやすい為、幅広い層が履いています。

 人気モデルはハイテクスニーカーの火付け役となった『AIR MAX 95 イエロー』で、とくにこのカラーだけは発売されるたびに定価ですぐに完売します。2025年に復刻されても完売が見込まれる人気カラーです」

ナイキ「エアマックス 90」
ナイキ「エアマックス 90」

 「AIR MAX 90」はシンプルなシルエットながらも、ひとめでエアマックスとデザインが特徴的でロングセラーモデルとなっています。

 また、「AIR MAX 95」はグラデーションの効いた秀逸なアッパーデザインと前足部にもMax Airが搭載されていることで、高い機能性を誇っているのが人気の理由となっています。

 ほかにもAIR MAXシリーズには、ソールのほぼ全域にMax Airユニットを搭載した「AIR MAX97」や、厚さ32mmの大容量Max Airを搭載した「AIR MAX270」も人気のあるモデルです。 

 ナイキ独自のエアソールであるMax Airが特徴的なエアマックスシリーズですが、履き心地や重さについては、前出の担当者は次のように話します。

「エアが入ってるモデルはクッション性が高くて履き心地がよく、見た目よりも軽量なものが多いですが、長い年月履き続けるのは困難といわれています。逆にエアが入っていないモデルは履き心地こそ劣りますが、履き方、保管方法によっては10年以上履き続けることができます」

 ソール部分のMax Airが加水分解を起こしやすいポリウレタンを使用していることで、使用頻度に関わらず劣化が進んでソールがボロボロになりやすいといわれています。そのため、エアマックスは他のモデルよりも劣化が早い傾向にあります。

 ほかにもエアが入ってるモデルと入っていないモデルの違いについて、前出の担当者は次のように話しています。

「基本的にエアが入ってるモデルはエアが入っていないモデルに比べて、ソールが厚くなります。当然、価格もエアが入っているモデルが高くなりやすいです。

 例をあげると、『ナイキ AIR MAXスコーピオン フライニット SE』は定価が3万3000円に対して、エアの入っていない『ナイキ ダンク LOW』では定価1万4300円となります」

 両シューズとも多少のコンセプトの違いはあれど、エアが入ることで厚底になり、価格も大幅にアップするようです。

 さらに、購入層の年代について、前出の担当者は「購入層はAIR MAX 1が30代に人気でAIR MAX 90は10代から30代、AIR MAX 95は30代後半から40代後半の年代に支持されています」と話します。

 シンプルなワントーンやカラフルなバリエーションが豊富なAIR MAX 90は若い世代に人気で、1990年代当時は高くて手が出にくかった「AIR MAX 95」は中年層に人気が高いようです。

 また、女性にはカラフルなカラーリングよりもワントーンに近い、シンプルなカラーリングが好まれる傾向にあるようです。

※ ※ ※

 過去はスニーカーといえばアディダスやプーマの欧州ブランドが主流でしたが、エアマックスの誕生でナイキが参入し、スニーカーの勢力図が大きく変わってきました。

 さらにストリートファッションでもナイキが高い人気を誇り、今後もファッション性や機能面で優れたエアマックスは支持されていくことでしょう。

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