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17年の歴史に幕 これが最後のR8! アウディ「R8クーペ」日本最終モデルが限定8台で登場

ハイパフォーマンス5・2リッター自然吸気V10エンジンとは

 自然吸気V型10気筒エンジンは、2009年初頭に登場した初代R8に設定されました。排気量は5.2リッター、最高出力は525馬力を発生していました。

アウディR8に搭載された5.2リッターV10自然吸気エンジン
アウディR8に搭載された5.2リッターV10自然吸気エンジン

 2010年発売のR8 GTエディションでは560馬力にパワーアップ、2012年に登場したR8 V10プラスは550馬力となりました。

 2015年に登場した第2世代のR8では、FSI(自然吸気)エンジンを見直し、インテークマニホールドに燃料噴射システムを追加することにより排出ガス特性を改善。また、シリンダーオンデマンド(COD)システムが、部分負荷状態で片バンクの5気筒を休止させることで燃費を向上、5.2リッターFSIエンジンのポテンシャルが引き上げられ、さらにダイレクトに反応し鋭くなりました。

 販売当初、540馬力および610馬力のバージョンを選択可能で、その後のアップデートで出力が570馬力および620馬力に強化されています。

 このV10ユニットの大きな特徴は、最大8,700rpmまで回る高回転型エンジンであること、そして搭載位置を低くすることができるドライサンプ潤滑システムを採用していることです。

 V10エンジンのバンク角は90度で、点火タイミングは54度と90度の不等間隔となっています。1-6-5-10-2-7-3-8-4-9の点火順序により、独特な脈動とこのエンジン独自のサウンドが生み出されます。

 この高性能エンジンはサーキットでも大きな成功を収めました。2009年には「R8 LMS」がGT3クラスにデビュ、2012年には「R8 LMS ultra」、2015年には第2世代の「R8 LMS」が登場しました。2018年初頭には「R8 LMS GT4」も投入されています。

 R8 LMS GT3は15年間の歴史の中で、119回の総合優勝と180回のクラス優勝、さらに24時間レースで16回の総合優勝、12時間レースで14回の優勝を獲得しました。またR8 LMS GT4は、14回のドライバーズタイトル獲得と他のカテゴリでの34回の優勝、Audi R8 LMS GT2も8回のドライバーズタイトルと4つのカテゴリタイトルを獲得しています。

※ ※ ※

 日本ではスーパーGT「GT300」クラスにAudi Team HitotsuyamaがAudi R8 LMS GT3で10年連続参戦、3回のクラス優勝を獲得しました。

 2023年にはTeam LeMansが同じくGT300クラスにAudi R8 LMS GT3で参戦して3回の表彰台を獲得しています。

 R8のレーシングバージョンR8 LMSは、スーパー耐久シリーズで活躍したAudi R8 LMS GT4とともに、日本のモータースポーツシーンで活躍しました。

Gallery 【画像】アウディのスーパーカー「R8」の最終モデルを写真で見る(13枚)
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