フェラーリはなぜ訴えたのか? 「F430」のワケありレプリカを“営業車”に使った中古車販売店が跳ね馬に勝訴できた理由とは
自社のブランド価値を大切にするフェラーリ
今回、話題となった「F430スクーデリア」のレプリカは、一見するとよくできています。

しかし、リアはなんだか“腰高”で違和感を覚えます。エンブレムが偽物であることも一目瞭然ですし、エンジンの搭載位置が逆ですし、エキゾースト音も全く異なるはず。“本物”と信じて購入する人は、まずいないでしょう。
とはいえ、Ferrariという文字が各部に入れられていたり、たとえ偽物だと認識できても、フェラーリの跳ね馬のエンブレムが用いられていたりという点では、確かにフェラーリの訴えにも正当性がありますよね。
たださすがに、210万ユーロの罰金は過度に感じます。そこが裁判所の判断のポイントだったように感じます。
個人的には、超高額なクラシックフェラーリを“安め”に流通しているクラシックフェラーリのパーツを用いて製作するレプリカの方が危険だと思っています。レプリカだと知って楽しむドライバーもいらっしゃいますが、本物だと偽って販売する悪徳業者が存在しないわけではありませんからね。
いずれにせよ、フェラーリの強硬なスタンスは有名な話ですし、裏を返せば、それほどまでにブランドを大切にしている、という証でもあります。
ただし、レプリカ以前の話で、フェラーリの各モデルをカスタマイズすることにも差し止め請求をおこなうケースが多々あるようで……。ブラックリストに載ると二度と新車を購入できなくなるというウワサも聞きます。触らぬ神に祟りなし、ですね。
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先の裁判ではホッと胸をなで下ろしたであろうスペインの中古車販売店ですが、フェラーリが上告する可能性はまだ残されているそうです。レプリカもカスタマイズも、フェラーリの新車ユーザーになりたいのであれば、距離を置いた方がよさそうです。
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