トヨタ新型「クラウン・スポーツ」に“俊足”のPHEV新登場! 306馬力のシステムが実現する「スポーツSUVらしい“楽しい走り”」とは
「クラウン・スポーツ」が追求する“楽しい走り”をさらに昇華
トヨタ自動車は2023年12月19日、「クラウン」シリーズのスポーツSUV=新型「クラウン・スポーツ」に、PHEV(プラグインハイブリッド)仕様を正式に追加。グレードは「RZ」のみの設定で、気になる価格(消費税込)は765万円となっています。

初代クラウンは、戦後間もない物資もノウハウも乏しい時代に開発がスタート。その開発は困難を極めましたが、開発陣は創意工夫を重ね、1955年に初の“100%国産乗用車”を世に送り出しました。
そうした初代の困難もあり、歴代クラウンには“革新と挑戦”というDNAが息づいているとのこと。そのことを改めて実感させてくれたのが、2022年7月に誕生した現行の16代目クラウンです。
近年、クラウンといえばセダンのイメージが強いモデルでしたが、16代目はそうした既成概念を払拭。先行発売されたリフトアップセダンの「クラウン・クロスオーバー」、ステーションワゴンとSUVの魅力をミックスした「クラウン・エステート」、王道の「クラウン・セダン」、そしてスポーツSUVのクラウン・スポーツという4モデルをラインナップ。これら4台の“クラウン群”で変化の激しいニーズをカバーしようと挑戦しています。
なかでも新型クラウン・スポーツは、これまでのクラウンには存在しなかった全くの新種。トヨタ自動車も「エモーショナルで創造的な雰囲気を持ち、乗り降りや運転のしやすいパッケージとともに、俊敏でスポーティな走りを楽しめる新しいカタチのスポーツSUV」と位置づけています。
そんな新型クラウン・スポーツは、先行発売されたHEV(ハイブリッド)とPHEVという2種類のパワートレインが設定されています。新たに発売されたPHEV仕様は、先行発売されたHEV仕様とは何が違うのでしょうか?
今回発売されたPHEVは、クラウン・スポーツが追求する“楽しい走り”をさらに昇華させるべく、HEVの上質さを基盤に、より操る楽しさを味わえるスポーティな味つけにこだわったといいます。
そのパワートレインは、最高出力177ps、最大トルク219Nmを発生する2.5リッターエンジンに、最高出力182ps、最大トルク270Nmのフロントモーターと、最高出力54.4ps、最大トルク121Nmを発生するリアモーターの組み合わせ。システム最高出力は306psを誇ります。
ちなみにHEVは、最高出力186ps、最大トルク221Nmを発生する2.5リッターエンジンに、最高出力120ps、最大トルク202Nmのフロントモーターと、最高出力54ps、最大トルク121Nmを発生するリアモーターを組み合わせています。
出力密度の高い駆動用モーターを最大限活用するPHEVは、シームレスかつ力強い加速を実現します。システムが生み出す強力なパワーは、E-Four(電気式4WDシステム)によって余すところなく4輪へと分配。卓越した走行安定性を実現するとともに、コーナリング中や降雪時、雨天時などの走行時にもドライバーの安心感を高めてくれます。
またPHEVは、大容量のリチウムイオンバッテリーを車体中央のフロア下にレイアウト。車内空間を犠牲にすることなく、モーターだけで実用的なEV走行航続距離を実現しています。
実際、PHEVは、満充電状態で90kmのEV走行距離を確保。日常生活の大部分をEV走行のみでカバーできるようになっています。ちなみにカタログ記載の“ハイブリッド燃費”は20.3km/L。55リットルの燃料タンクを組み合わせることで、航続距離は1200km以上を誇ります。
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