「正統派サルーンなのに先進的」の理由とは? メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」公道での印象は? 助手席へのおもてなしも極上です
ライブハウスのような臨場感を実現するオーディオシステム
新型「Eクラス」に搭載される新たなギミックは、多すぎて書ききれないほど多彩です。

例えば、「E350e」にオプションで用意された“路面描画機能による車線逸脱警告”は、夜間走行時に車線からはみ出しそうになると路面に矢印を投影し、車線内に戻るように促します。片側100万画素(100万以上の点で光の当たる範囲を調整する)のヘッドライトをビデオプロジェクターのように活用する先進の技術です。
インテリアで注目したいのは、同じく「E350e」にオプション設定されるデジタルベントコントロール。エアコン吹き出し口が自動で動き、状況に合わせて、もしくは任意の設定に応じて風向きをコントロールしてくれます。
快適なドライブには欠かせないオーディオにも新機能を採用しています。オプションの“ブルメスター 4D サラウンドサウンドシステム”を選ぶと、フロントシートに振動を伝達するユニットが組み込まれ、音楽に合わせて振動します。まるでライブハウスのように臨場感を感じられる新機能で、音に合わせてアンビエントライトの光り方も変わります。
また新型「Eクラス」では、インフォテイメントユニットにサードパーティ製のアプリを組み込むことができるようになりました。これにより、車内で「Zoom」によるリモート会議などもおこなえます。
さらに、ダッシュボード上にオプションでカメラを設定可能。車内に向けられたカメラはドライブ中にセルフィとして車内の様子を撮影できるほか、リモート会議のカメラとしても活用できます。
●PHEVはドライビングを楽しめるサルーン
このように、斬新な可能が盛りだくさんの新型「Eクラス」には、現時点で3つのパワートレインが設定されています。
顔ぶれは、2リッター4気筒ディーゼルターボの「E220d」、2リッター4気筒ガソリンターボの「E200」、そして、2リッター4気筒ガソリンターボにモーターを組み合わせたPHEVの「E350e」で、エンジン自体はいずれも2リッター4気筒となります。
試乗してみて印象的だったのは「E350e」の走る楽しさ。動力性能は十分ながら、どこか事務的なフィーリングを持つ「E200」に対して、PHEVは高回転域での盛り上がりなどエンジン自体に躍動感を感じられてエモーショナルなのです。
オン・ザ・レールにねらったとおりのラインをトレースできるハンドリング性能と合わせて、ドライビングを楽しめるPHEVに仕上がっていました。
* * *
「Eクラス」は由緒正しいサルーンですが、新型をチェックして感じたのは“デジタルによる先進性を強く押し出していこうというメルセデスの決意”です。
なかには「(現時点では)先進性が度を超しているな」と感じるギミックもあるものの、期待を超えた先進性はライバルとの違いを明確にしています。
見た目はさりげなく、それでいて技術や装備はグッと先進的……それが新しい「Eクラス」の印象です。
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