「正統派サルーンなのに先進的」の理由とは? メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」公道での印象は? 助手席へのおもてなしも極上です
保守的に見えつつも新たな要素が盛り込まれたルックス
1946年にW136型が誕生して以来、世界累計で1600万台以上を販売してきたメルセデス・ベンツの中核モデルであり、現在は「Eクラス」を名乗る“ミディアムクラス”が先頃フルモデルチェンジを実施。ついに日本での発売がスタートしました。

今回は、BMW「5シリーズ」や「アウディ「A6」をライバルとする新型「Eクラス」の見どころを掘り下げてみましょう。
まず注目したいのは、さりげなくも新しくなったデザインです。
今回のフルモデルチェンジは、先代「Eクラス」のそれを改良したプラットフォームを採用しつつも、全長とホイールベースを20mm伸ばすなどボディを拡大。それとともに、ボディパネルをすべて刷新していますが、パッと見たところ先代からガラリと変わったような印象は受けません。
とはいえ、細かく見ていくと、他のモデルにはない新たな要素が盛り込まれていることに気づきます。
例えばフロント回り。ヘッドライトにつながるグリルの周囲には、ブラックのパネルがあしらわれています。これは、メルセデス・ベンツの電気自動車「EQ」シリーズにも似た処理で、明らかに新型と分かる個性となっています。
一方、リア回りでは、リアコンビネーションランプに同社のトレードマークである“スリーポインテッドスター”があしらわれているのが斬新。しかも、立体的に発光するなどとても凝っているのがポイントです。
このように、新型「Eクラス」のデザインは、全体的なフォルムこそ従来モデルを踏襲した安定感のあるスタイルながら、細かい部分では随所に新しさを演出しています。
ルックスにおけるうひとつ大きなトピックがフロントグリルです。
PHEV(プラグインハイブリッド)仕様である「E350e」にオプションとして用意される“イルミネーテッドアクセサリーランプ”をセレクトすれば、フロントグリル周囲のフレームが発光するようになったのです。
同機能はアクセサリーライトの延長線上にあるもので、夜間の表情に彩りを添えるもの。グリルの上下に組み込まれたファイバーバンドルは、1000本以上の細かいガラス繊維構成されています。
ちなみに、ライバルであるBMWの「5シリーズ」も、最新モデルではグリルの周囲が光る演出を採用しています。グリルに光の加飾を施すのは、これからのトレンドになりそうな気がします。
●助手席乗員への“おもてなし”装備も確実に進化
そんな新型「Eクラス」はインテリアにも驚きがあります。
それは、助手席の正面にもタッチパネルディスプレイを組み込むことができること。助手席の乗員が移動中にナビを操作したり、動画を見たりできるといった美点があります。
メルセデスはすでに「EQS」などで“助手席前方ディスプレイ”を採用していますからアイデアとしては最先端ではありませんが、新型「Eクラス」で注目したいのは“運転席に座る乗員から見えなくする”ための進化です。
「EQS」などは、走行中にドライバーが助手席側を向くと画面が消えるようになっていますが、新型「Eクラス」では正面から見る助手席の乗員には見えるけれど、斜めからのぞくドライバーからは見えないように進化しています。もちろん停車中は、ドライバーからも画面が見えるようになっています。
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