存在感の強い“クーペSUV”BMW新型「X2」の気になる実力とは? 大きくなったボディで居住性や使い勝手が向上! 走り味もよさも好印象
低速域でも路面の凹凸をまろやかにいなす「X2」
今回、筆者(渡辺敏史)が試乗したのは、新型「X2」の「M35i xDrive」と、「iX2」の「xDrive30」。ともに印象的だったのは乗り心地の洗練度で、初代とは完全に一線を画するレベルに達しています。

試乗車はともに20インチの大径タイヤを履いていましたが、中高速域でのアシの動きはしなやかで、摺動部位の精度の高さもそのきれいな転がり感から伝わってきます。
低速域では剛性に勝り、重さを活かせる「iX2」の方が意外や気持ち粗い動きが現れるところもあるのですが、「X2」の側は低速域でも凹凸のいなしはまろやかに、そして舗装面の変化による音や振動の変位も最小限に抑えられています。
ちなみに「M35i xDrive」には、オプションで21インチのタイヤ&ホイールも設定されています。「それはさすがにやりすぎだろう」と訝しがっていたのですが、このこなれたフットワークならばあっさり履きこなしてしまうかもしれません。
ハンドリングはスポーティに躾けられていますが、微小な舵角からバキバキとゲインが立ち上がるほどの過敏さはなく、適度なクイックさに収めています。アクセルの応答性も同様で、軽く踏んだだけでビュッと立ち上がるような性急さはありません。
●アクセル操作に対してリニアに車速が乗る「iX2」
そういう点で感心するのは「iX2」のアクセル操作に対する速度の乗り方のリニアさです。
10km/h以下の速度で駐車場の構内を取り回すとか、濡れたすべりやすい路面で坂道発進するとか、リアルにありがちな場面でもストレスなくコントロールすることが可能です。
自動車メーカーが良識をもってEVを仕上げると、ここまできれいにシームレスに走るようになる……そういう点では「iX1」の出来も相当なものでしたが、「iX2」もその良さをしっかり受け継いでいるといえるでしょう。
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見た目がスポーティな割に、走れば大人の嗜好にも耐えうる上質さを備えたクルマ……新しい「X2」はこれまでノーマークだったという方にも「ちょっと試乗してみたら?」とオススメできる1台に仕上がっています。
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