AMG GTクーペ初となるリアシートはオプション設定

　メルセデス・ベンツ日本は2024年4月2日、メルセデスAMGのトップパフォーマンスモデル、新型「メルセデスAMG GTクーペ」を発表、発売しました。

　AMG GTクーペは2014年に登場したメルセデスAMGの高性能2ドアクーペです。のちに4ドアクーペも登場しています。

　今回登場した新型AMG GTクーペは2代目となります。2023年8月に米国カリフォルニア州ペブルビーチで開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2023」において世界初公開されました。

　ボディサイズは全長4730mm×全幅1985mm×全高1354mm、ホイールベースは2700mmです。

　デザインはこの長いホイールベースと短いオーバーハングにより、コンパクトかつパワフルな外観となっています。メルセデス・ベンツのデザイン基本思想「センシュアル・ピュリティ」とメルセデスAMGのDNAを高次元で融合。

　また深くてワイドなAMG特有のラジエターグリルが圧倒的な存在感を醸し出します。さらにヘッドライトには3つのLEDドットが特徴的なデイタイムランニングライトを備えたデジタルライトを採用しています。

　インテリアはアナログとデジタルを組み合わせた「ハイパーアナログ」の思想でデザインされています。素材や仕上がりなど、細部にまでこだわったAMG高性能スポーツカーの遺伝子により、高級感をさらに強調しています。

　インパネの下部には11.9インチの縦型タッチスクリーンを用意。LCDスクリーンの鮮明な表示により、車両の制御や快適機能がここで設定できます。第2世代に進化したMBUXは、AMG固有のコンテンツを合わせ5つの表示スタイルから選べます。

　今回より、ライバルのポルシェ「911カレラ」と同じように、オプションでリアシートも用意されています。

　後席は身長150cmまでの人に対応するという、いわゆる2＋2ですが、日常使用の機能性が高められています。また分割可倒式の後席を畳めば最大で675リッターと大きな荷室が広がります。なお標準の2シーター仕様の荷室容量は321リッターです。