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充電設備のないマンション住まいでも手軽に「EVライフ」ってできるの!? 中古EVを買って半年過ごしたオーナーの“ホンネ”とは

走行距離4.4万㎞ 12年落ちの初代「リーフ」を買ってみた

 そもそもはとある編集者のひと言がきっかけでした。

「BEV(電気自動車)のことを語るなら、一度くらいはオーナーにならないとね」と、古くから付き合いのある編集者の言葉に、ハッとなりました。

 実のところ筆者の住環境は、集合住宅&月極駐車場であり、BEVのオーナーには向いていません。しかし、BEVに関する記事を数多く手がけています。きっと、自分でも心の奥に「BEVのオーナーにもなっていないのに……」という疑念がくすぶっていたのかもしれません。そこでBEVの購入を決心したのです。

2010年に登場した“世界初の量産EV”日産初代「リーフ」。
2010年に登場した“世界初の量産EV”日産初代「リーフ」。

 とはいえ、今あるエンジン車の愛車を手放したくはありません。そのためセカンドカーとして格安のBEVを狙うことになりました。

 知り合いのクルマ屋さんにお願いして、オークションで探してもらったのは、平成23年式(2011年)の日産「リーフ」の「X」グレード。新車時の価格は376万4250円が、12年落ちの中古車ということで、諸経費込み50万円で、2023年の夏に僕の手元にやってきました。

 どうやら中京圏のお役所がオーナーだったような個体で、走行距離は約4.4万㎞。メーターに表示された「バッテリー容量」は12メモリのうち7。つまり、新車に対して、現状のバッテリー能力は60%程度。正味、新車は24kWhだから正味14kWhの能力を持つBEVとなります。

それから夏と冬をかけて「リーフ」を使ってみました。すると、購入前に予想していた通りのことだけでなく、予想外のこともありました。

 予想は良いことと悪いことがあります。予想通りでよかったのは、走りの良さです。

 走りは、12年落ちとはいえ、静かでスムーズでトルクフル。重心が低いので、安定感があります。速いわけではありませんが、電動車ならではの魅力がしっかりと備わっています。BEVの最大の魅力と言えるでしょう。

 次に、予想通りで悪い点です。それは航続距離。もともと12年前の新車時でも、一充電走行距離は200㎞しかありませんでした。中古になってバッテリーの能力は60%にまで低下しています。そのため、バッテリー残量計12メモリのうち11にまで充電しても、走行可能距離は84㎞(エアコンを入れると64㎞)しか表示されません。

 リアルなカーライフとしては30㎞ほど走ると充電するという使い方になりました。

 また、自宅駐車場で充電ができないので、充電は毎回、近所の日産のディーラーで行うのですが、これが予想通りに面倒くさかった。

 一充電走行距離が短いので、頻繁に充電する必要があります。充電にかかる時間はわずか30分とはいえ、忙しい時期はなかなか厳しいものがあります。また、充電中はエアコンが使えないので、真夏や真冬にクルマの中で待機するのも辛いものでした。

 ちなみに電池容量の大きいBEVでも、充電が面倒くさいというのは変わりません。充電の回数は減るかもしれないけれど、その分、1回あたりにかかる時間は増えるからです。

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