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クルマが進化するとタイヤも変わる!? ミシュランが考える「サステナブル」って何? 乗り比べてわかったタイヤの方向性とは

摩耗したタイヤと新品タイヤでウエット制動を比較

 続いて試乗したのはパイロットスポーツ4SUVを履いたレクサスRX350hです。タイヤサイズは235/50R21 101Wです。

ミシュラン「パイロットスポーツ4 SUV」を履いたレクサス「RX350h」
ミシュラン「パイロットスポーツ4 SUV」を履いたレクサス「RX350h」

 小雨の中、幅の狭いハンドリング路でしたが、危なげなく自信を持って走れました。それは応答性の素直さ、角の丸さ、スムーズさといったミシュランらしさが活きているので、ドライバーがコースセッティングすれば簡単にコーストラッキングできるからです。

 高速周回路では一般の高速道路に準じた走行をしました。

 速度が上がってもニュートラル付近の遊びは小さいままだし、微小舵の適度な手応えもあって走りやすいと感じました。

 車線変更も、ライントレースがしやすく正確な運転ができました。パイロンスラロームでもグリップ限界は高く、正確にパイロンをクリアして走れました。

 実はこのタイヤは、試乗したクルマのワンランク上のRX500h Fスポーツパフォーマンスに純正装着されているものでした。確かにRXとのマッチングが良く、さすがにOEMに純正採用されているタイヤだと思いました。

 最後に試乗した日産エクストレイルでは、プライマシーSUV+の新品タイヤと残溝2mmまで削ったタイヤでウエットブレーキテストをしました。タイヤサイズは265/60R18 103Vです。

日産「エクストレイル」で、ミシュラン「プライマシーSUV+」の新品タイヤ・摩耗タイヤのウエットブレーキの比較を行った
日産「エクストレイル」で、ミシュラン「プライマシーSUV+」の新品タイヤ・摩耗タイヤのウエットブレーキの比較を行った

 70km/hから0(停止)までのABSが作動するフルブレーキでの距離の比較をすると、トライ3回の平均では新品が19.6mでしたが、残溝2mmタイヤでは28.8mまで行きました。

 この時はちょうど雨が強めに降ってきたタイミングだったので、水深が深くABSが作動してもハイドロプレーン状態だったので滑走してしまい、制動距離が伸びたのが原因でしょう。

 追加テストで車速を下げて50km/hから0までの比較をしたら、その差は無視できるほど小さくなりました。

 50km/hからでも同じように差がつくのではないかと思っていたので、これは予想外に良い結果でした。

 ミシュランは初期の性能が長く続くタイヤに仕上げてありますが、いくらミシュランでも2mmまで減ってしまうと市街地はなんとかなっても雨の高速道路は走らないほうがいいでしょう。

ミシュランの乗用車用タイヤ
ミシュランの乗用車用タイヤ

※ ※ ※

 OEM用のタイヤを除いて、市販タイヤの方は転がり抵抗とウエットグリップのラベリングがパイロットスポーツ5というハイグリップタイヤにも採用している点でも、ミシュランのサステナブル戦略が進んでいることを確認しました。

Gallery 【画像】梅雨のドライブはタイヤに注目! 最新タイヤを写真で見る(26枚)
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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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