VAGUE(ヴァーグ)

マツダの新“3列シート車”「CX-80」のラゲッジスペースをチェック! ラグジュアリーなSUVは「レジャードライブのアシ」に使えるか?

欧州マツダの新フラッグシップモデル「CX-80」

 先ごろ欧州マツダが世界初公開した新型クロスオーバーSUV「CX-80(シーエックス・エイティ)」。日本市場にも導入される可能性が高いこのニューモデルは、果たしてレジャードライブのアシとして活躍してくれるのでしょうか? 気になるラゲッジスペースの実力をチェックしてみました。

レジャーシーンにおいても活躍しそうなラゲッジスペースを備えたマツダ新型「CX-80」
レジャーシーンにおいても活躍しそうなラゲッジスペースを備えたマツダ新型「CX-80」

 欧州マツダが世界初公開した新型「CX-80」は、ヨーロッパ市場においてはマツダ車の新たなフラッグシップモデルと位置づけられています。その後、オーストラリアマツダなども「CX-80」をお披露目。日本でも近いうちに正式発表されると見られています。

 パワートレインは、現状3タイプが確認されています。

 そのうち欧州仕様は、ともに日本の「CX-60」にもある3.3リッター直列6気筒ティーゼルターボエンジンを軸とするMHEV(マイルドハイブリッド)仕様“e-スカイアクティブD 3.3”と、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンに電動モーターを組み合わせたPHEV(プラグインハイブリッド)“e-スカイアクティブPHEV”を設定。

“e-スカイアクティブD 3.3”は最高出力254馬力、“e-スカイアクティブPHEV”は同327馬力を発生します。なお後者は、容量17.8kWhのバッテリーが満充電の状態であれば、モーターだけで60kmの走行が可能となっています。

 またオーストラリア仕様には、3.3リッター直列6気筒ガソリンターボエンジンにマイルドハイブリッド機構を組み合わせた“e-スカイアクティブG 3.3”もラインナップされるなど、市場ごとに異なるパワートレインが設定されそうです。

 なおいずれのパワーユニットにも、トルコンレス8速ATと4WDが組み合わされます。

 そんな新型「CX-80」最大の特徴は、キャビンに3列シートを備えていることでしょう。

 ボディサイズは全長4995mm、全幅1890mm、全高1710mm、ホイールベース3120mmで、実用的なサードシート空間を確保すべく、ホイールベースと全長が「CX-60」より250mm延長されています。また全高も、乗員の快適性を考慮して「CX-60」比で24mm高くなっています。

 最大7名が座れるキャビンは広々とした開放的な空間に仕上がっていて、快適な移動をサポートします。

「CX-60」より250mm延長されたホイールベースと全長により、新型「CX-80」のインテリアは乗員のショルダールームやヘッドクリアランス、ヒップポイントの間隔、フロントシートからセカンドシートまでのカップルディスタンスが一段と広がっているなど、スペース的に申し分のないキャビンとなっています。

 セカンドシートは、40対60の分割スライド式ベンチシートを7人乗り仕様に、左右が独立したキャプテンシートを6人乗り仕様に採用します。

 またサードシートには、左右席を個別に折りたためる構造を採用。不要なときはきれいに格納できます。また、左右に備わるリアドアが大きく開くため、サードシートへ気軽にアクセスできるのも美点といえるでしょう。

●前身の「CX-8」よりも確実に広いラゲッジスペース

 そんな新型「CX-80」は、レジャードライブのアシとして使えるラゲッジスペースを備えているのでしょうか?

 新型「CX-80」の荷室容量は、サードシート利用時が258リットル、サードシートを格納した状態で687リットルとアナウンスされています。前身である「CX-8」の荷室容量はそれぞれ239リットルと572リットルだったので、確実に容量アップを果たしています。

 また、セカンドシートの背もたれも格納し、荷物を天井まで積載する場合には、最大1971リットルという広大なラゲッジスペースを得られるといいます。

 このように、広々としたラゲッジスペースを備えた新型「CX-80」は、普段はサードシートを格納し、ラゲッジスペースの広い2列シートSUVとして利用するのもよさそうです。

 ちなみに写真をチェックすると、サードシートの背もたれは、背面にあるストラップを引いてロックを解除できる模様。リアゲート側から簡単にサードシートを格納できれば、利便性はさらに高まることでしょう。

 さらに写真で確認したところ、新型「CX-80」のラゲッジスペースには左右にひとつずつAC電源が備わっているほか、DC電源やUSB-Cソケットなども見て取れます。昨今、キャンプ道具を始めとするレジャーギアの中には電化されたアイテムも増えているので、そうしたアイテムの利用/充電に重宝しそうです。

 そのほか、ラゲッジスペースにはLEDライトが備わっているほか、荷物を提げておけるフックや収納した荷物の目隠しに使えるトノカバーなども用意されており、普段使いにおける利便性もしっかりと追求しているようです。

* * *

 前身である「CX-8」は、アウトドア好きからも高い人気を獲得したSUVでした。その後継モデルとして投入される予定の新型「CX-80」も、レジャーシーンで大いに活躍しそうな1台です。

Gallery 【画像】「えっ!…」ラゲッジスペースが広すぎる!? これがマツダの新3列シートSUV「CX-80」です(82枚)
今しか買えない! 少量限定のプレミアムタイヤとは
浅草の職人魂から生まれた「KIWAME TOKYO ASAKUSA」 どんな腕時計?

VAGUEからのオススメ

タイヤの選び方が変わるーーデザインによる世界観の表現と性能とを両立したブリヂストン REGNO「GR-XIII B Edition」で“大人のドレスアップ”【PR】

タイヤの選び方が変わるーーデザインによる世界観の表現と性能とを両立したブリヂストン REGNO「GR-XIII B Edition」で“大人のドレスアップ”【PR】

RECOMMEND