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台風の日の運転には注意 高速走行中に「え、ハンドルもブレーキも効かない!?」防ぐにはどうすればいい?

雨の日の高速道路走行中に起きがちな「ハイドロプレーニング現象」

 首都高によると、雨天時の死傷事故件数は、晴天時と比較すると約4倍も高いといいます。またガードレールなど道路施設への接触事故は約7倍になるといいます。

 近年は強烈な台風や線状降水帯と呼ばれる局地的な豪雨が続くこともあり、危険な状態になることも珍しくはありません。

 そんな大雨の日には、クルマでの移動も気をつけなくてはなりません。とくに高速道路ではハイドロプレーン現象が発生することにより、クルマが大破するような事故に発展しかねないからです。

台風やゲリラ豪雨などの際、高速道路を走行すると「ハイドロプレーニング」現象が起きやすいので注意が必要だ
台風やゲリラ豪雨などの際、高速道路を走行すると「ハイドロプレーニング」現象が起きやすいので注意が必要だ

 ハイドロプレーニング現象とは、雨の日に高速道路などを走行中、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象のことをいいます。

 運転中、万が一こうした現象がおきてしまうと、もうどうすることもできません。ハンドルは真っ直ぐに、そしてブレーキやアクセルも踏まずにグリップが自然と回復するのを待つほかにありません。

 こうした現象を抑えるためには、新しいタイヤに履き替えることがひとつの方法です。

 道路に流れる雨水が深くなり、川のようになると、タイヤの溝が水を吐ききれなくなり、走行中にタイヤが路面から浮いてしまうのがハイドロプレーニング(ハイドロプレーン=水上飛行機)現象ですが、新品のころには8mm程度あったタイヤの溝深さも、走り込んで4mm以下になったら簡単に浮いてしまいます。

 推奨は、タイヤの摩耗が5分山になったら交換時期です。

 もうひとつ、ハイドロプレーニング現象を防ぐ手段は、クルマのスピードを落とすことです。

 擦り減ったタイヤほどハイドロプレーニング現象のリスクが高いので、大幅にスピードを落とす必要があります。水深が深いと、60km/hでもハイドロプレーニング現象が起こることもあります。

 タイヤの性能の中で、耐ハイドロプレーニング性能が高いタイヤとウエット性能が高いタイヤは別モノだと思ってください。

 耐ハイドロプレーニング性能とは、トレッドパターンの水はけの性能ですが、ウエット性能とはトレッドゴム(接地面のゴム)の濡れた路面での摩擦性能です。

 同じ雨降りの道でも、タイヤから見ると違う性能なのです。
 
 濡れた路面でなぜタイヤが滑ってしまうのかというと、アスファルト舗装の表面の小さな凹凸にゴムが引っ掛かって摩擦力を発生し、それがグリップ力になりますが、雨で濡れてしまうとアスファルト舗装とゴムの間に水膜ができて、引っ掛かりにくくなり滑ってしまうのです。

 ただいつでも簡単に滑ってしまうのではなく、ある程度までは濡れたアスファルト路面でもグリップしてくれます。もう少し力をかけると滑ってしまうわけで、限界点が低くなってしまうのです。

 だから濡れた路面を滑らないように走るにも、クルマのスピードを落とすことが大事なのです。

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