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ディーゼルモデルも極上の味! アウディ「A7スポーツバック 40TDI」に乗ってみた

極上の乗り心地 オプションの4WSで運転もしやすい

 高速道路での乗り心地は極上だ。とはいっても、サスペンションやタイヤが特別ソフトな印象ではない。路面からのインフォメーションはドライバーに伝えてくれる程度に硬めだ。

  • アウディ「A7スポーツバック」のインパネ

 一番感心したのは、路面のうねりに対しての足の伸び縮みで、十分にストロークしてくれるところだ。フラットな姿勢を保ちながら、フラットにきれいに上下してくれる。底付き感がなく、非常に快適なのだ。

 ちなみに、試乗車が装着していたタイヤは255/40R20 101YXLのAOマーク付きのミシュラン「パイロットスポーツ4」だった。40TDIの標準タイヤは19インチだが、試乗車はオプションの20インチ。大径で低扁平のタイヤを履いていても、この乗り心地を実現できているのには感心した。

 全長4970mmという大きなボディで、市街地での取り回しは大変そうだが、今回の試乗車にはオプションのダイナミックオールホイールステアリングという力強い味方が装着されていた。

 これは四輪操舵(4WS)で、後輪もステアするものだ。高速走行域になると、ハンドルの向きと同位相に後輪がステアして安定性を高めるが、低速域では逆位相にステアするために、通常は5.7mの最小回転半径が5.2mまで小さくなる。

 パーキングスピードで走っているときに後輪ステアが一番大きくなり、小回りが効くのだ。これは、狭い路地を曲がるときや駐車の際は便利である。高速域や中速域も含めて、昔のような4WSの変なクセはまったく感じることはなかった。

 このダイナミックオールホイールステアリングを装備すると20kg重くなる。さらに試乗車にはバング&オルフセンのオーディオシステムが組み込まれていたので10kg重くなり、車重は1870kgになっていた。便利な4WS機能と気持ちの良い音は欠かせないから、30kg増えてもこの装備は加えておきたい。

 A7スポーツバックは美しいスタイリングを前面に出し都会で乗ってもかっこいいが、開口部が大きいハッチバックのお蔭でゴルフバッグの載せ下ろしがしやすくユーティリティにも優れている。もちろん運転席のドアの下部にあるスイッチでハッチバックの開閉は可能である。

 仕事に遊びにオールマイティに使えるクルマだ。

  • 4ドアクーペスタイルが美しいA7スポーツバック

Audi A7 Sportback 40 TDI quattro

・車両本体価格(消費税込):812万円
・試乗車オプション込合計価格:1050万円
・全長:4970mm
・全幅:1910mm
・全高:1415mm
・ホイールベース:2925mm
・車両重量:1840kg
・エンジン形式:直列4気筒ディーゼルターボ
・排気量:1968cc
・駆動方式:クワトロ(4WD)
・変速機:7速Sトロニック(DCT)
・最高出力:204ps/3800-4200rpm
・最大トルク:400Nm/1750-3000rpm
・燃費(WLTC):16.1km/L
・ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
・タイヤサイズ:255/40R20(S lineパッケージ装着車)

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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