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“SUV”なんて言葉は似合わない! どんな悪路も走破可能 なのに室内には高級感が漂う「ラグジュアリーなクロカン車」3選

堅牢なボディと走破性に優れた“クロスカントリー”とは

 近年は圧倒的なSUVのブームが巻き起こり、各メーカーとも開発に注力しているモデルはSUVという現象が起こっています。

 事実、レクサスやマツダなどでは、新型車のほとんどがSUVで今後も増加傾向が見込まれます。

 このようなSUVのなかで、異彩な雰囲気を与えるのが「クロカン(クロスカントリー)」車です。

 SUVとクロカンは似ているようで実は構造上に大きな違いがあり、SUVはセダンなどと同様のモノコックボディを採用しているモデルが多くあります。

 モノコックボディはフレームとボディを一体化したもので、パネル自体にも剛性を確保することで軽量化に繋がり、乗用車のほとんどはモノコックボディを採用しています。

 一方で、クロカン車はラダーフレームというはしご状のフレームを採用するものが多く、ボディとフレームの役割を分けて搭載しています。

 また、ラダーフレームには直接エンジンや足回りが装着されているので、ボディに損傷があってもフレームさえ問題なければ走行し続けることが可能です。

 これらのメリットがあるため、クロカンは雪道や不整地などの走破性に優れ、軍用車や災害時の救出車両として数多くの国の機関や企業に採用されてきました。

 そんなクロカンも優れた悪路走破性からブランド志向が高まり、各メーカーのクロカンも高級化が進んできました。

 今回は、このような高級クロスカントリー車をメインに代表する3車種を紹介します。

 最初の1台は、トヨタ「ランドクルーザー300」です。

トヨタ「ランドクルーザー300」。2024年11月現在もまだ受注を停止している
トヨタ「ランドクルーザー300」。2024年11月現在もまだ受注を停止している

 ランドクルーザー300のルーツは、1951年に誕生した「TOYOTA BJ型」から始まり、おもに自衛隊の活動目的で開発されました。

 その後、ランドクルーザーも派生モデルが誕生し、ランドクルーザー80→100→200へと新モデルを誕生させる度に高級化が加速していきます。

 そして、2021年8月に発売されたランドクルーザー300では、「操舵アクチュエーター付パワーステアリング」や「電子制御ブレーキシステム」など、最新技術で悪路走破性に対応するとともに指紋認証スタートスイッチなど高級車に相応しい装備を数多く装備。

 パワートレインは「3.5L V6ツインターボ ガソリン」と「3.3L V6ツインターボ ディーゼル」の2種類に10速ATを組み合わせて余裕の走りを実現しています。

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