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スクーターの「ベスパ」はかつてクルマを作っていた!? 65年前に登場した4人乗り“マイクロカー”がオークションに登場 気になる落札価格とは

400ccのエンジンをリアに搭載したマイクロカーが628万円で落札

 2025年1月に米国アリゾナ州フェニックスで開催されたRMサザビーズ主催のオークションに、1959年製の「ベスパ400」が出品され、高値で落札されました。

オークションに登場した1959年式「ベスパ400」Drew Shipley(c)2024 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに登場した1959年式「ベスパ400」Drew Shipley(c)2024 Courtesy of RM Sotheby's

 スクーターの「ベスパ」でお馴染みのピアッジオは、かつてマイクロカーと呼ばれる小さなクルマ「ベスパ400」を発売していました。

 1957年にピアッジオは、モナコでマイクロカーの「ベスパ400」を発表し、熱狂的な反響を呼びました。

 このクルマはピアッジオの設計に基づき、フランスのフルシャンボーにあるACMA社で製造されました。初年度は1万2000台が生産され、人気モデルとなりました。

 ベスパ400はリアに400ccの2ストロークエンジンを搭載し、キャビン後部には荷物や小さな子供2人が乗れるスペースがありました。

 ロールバック ルーフを備えた可愛らしい小さなクーペは、エンジン排気量を除けば、スタイリッシュなアウトビアンキ「ビアンキーナ」と遜色ありませんでした。

 ボディシェルはモノコックで、ユニークで先進的なストラット式サスペンションを備えていました。

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 テキサス州セギンの新聞に掲載された 「売りたし:変わった小さなクルマ」という広告を見て、現オーナーはそんな奇妙なクルマを所有することに興味を持ちました。

 最初に見たとき、このクルマは荒れ果て、倉庫に横向きに保管され、フロントバンパーがフロアパンの穴に突き刺さっていたといいます。1999年1月に購入されたクルマはウエストバージニア州に運ばれ、約5年にわたる修復作業がすぐに始まりました。

 純正部品がほとんど手に入らない中、現オーナーはクルマのさまざまなパーツを作り出しました。ブレーキライニングを古いシューをリベットで留め、スライド棚式のバッテリーボックスを製作し、さまざまな内装トリムパーツを作るために金型を作りました。

 さらに新しいフロアパン、カスタムのウレタンドライブカップリング、スピードメーターのガラス、ベントガラスガスケットを手に入れました。

 オーナーは地元の職人と協力して、内装や板金加工を行いました。

 この1959年型ベスパ400、予想価格は2万〜3万USドル(1USドル=154円として、308万円〜462万円)とされていましたが、最終的には4万320ドル(日本円で約628万円)という高値で落札されました。

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