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今や5億円超え!? バブル時代に人気絶頂 “20世紀最高のスーパーカー”と呼ばれる赤い「フェラーリ」ってどんなクルマ?

213台しか製造されなかったアメリカ仕様のF40

 2025年2月に米国フロリダ州コーラルゲーブルズで開催されたRMサザビーズのオークションに、1991年型のフェラーリF40が出品され、高値で落札されました。

 F40とはどんなクルマなのでしょうか。

オークションで358万ドル(約5億3342万円)で落札された1991年式フェラーリ「F40」 Darin Schnabel(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションで358万ドル(約5億3342万円)で落札された1991年式フェラーリ「F40」 Darin Schnabel(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

「フェラーリ」の名が最初に与えられた「フェラーリ 125S」の誕生40周年を記念して「F40」は作成されました。

 衝撃的なウエッジシェイプのボディにレーシング仕様のドライブトレーンを採用し、今もなおフェラーリで最も魅力的で印象的なスーパースポーツカーの1台として、エンスージャストに愛されています。

 グループBのレースカーとして1984年に発表された「288GTO」をベースにF40は開発され、エンツォ・フェラーリが最後にプロデュースしたモデルといわれています。

 288GTOのものから2.9リッターに排気量をアップしたV8ツインターボエンジンは、IHI製ターボチャージャーとベール製インタークーラーを装着し、478馬力と58.8kgmを発生しました。

 0-60mph(約96km/h)加速は3.8秒、公式の最高速度は201mph(約322km/h)に達しました。

 インテリアもスパルタンで、プルストラップ式のドアオープナーやアクリル ウインドー、プラスティックに布を張ったレーシングシートなど、徹底した軽量化が図られていました。

 1987年のフランクフルト モーターショーで公開されたF40は、当初400台の少量生産予定でしたが、人気が殺到して最終的に1315台が生産されました。

 F40は当初、ヨーロッパでのみ販売され、初期モデルは触媒コンバーターも調整可能なサスペンションも装備されていませんでした。1990年に改良バージョンがアメリカでもデリバリーされ、これにはエアコンと触媒コンバーターが標準装備されました。

 1992年半ばにF40の生産が終了した時点で、アメリカ仕様のF40は213台しか製造されておらず、F40の中でも特に希少なモデルでした。

※ ※ ※   

 今回出品されたシャシナンバー「89382」は、そんな213台のアメリカ仕様の1台です。

 ノンアジャスタブルサスペンションと手巻きのサイドウインドー、マイル表示のメーターを装備し、布張りのインテリアにボディカラーは赤です。

 このF40は1991年6月に完成し、その1カ月後にニューヨーク州のディーラーに送られました。

その後何人かの手を渡り、2025年1月、フェラーリofオンタリオで再点検と整備が行われ、カタログどおりの性能を発揮し、公道で扱えるようになりました。

 現在の走行距離は3435マイル(約5528km)と、34年前に登場したとは思えないほどの低走行車で、

 また、このF40には2008年1月にエンジン、トランスアクスル、ボディワークのマッチングナンバー(オリジナルと同じ)の継続を証明するフェラーリクラシケ・レッドブックが発行されました。

レザーのポーチに入ったオーナーズマニュアル、ツールキット、レザー のフィッティングラゲッジは素晴らしくオリジナルの状態を保っています。

この1991年型のフェラーリF40は、358万USドル(1USドル=約149円として、約5億3342万円!)で落札されました。

Gallery 【画像】バブル時代の代名詞! スーパーカーといえばこの1台 フェラーリ「F40」を見る(37枚)
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