なぜマツダは「ドライビングのためのサングラス」を開発した? “魂動デザイン”息づく「おしゃれな機能的アイウェア」誕生の背景とは【Behind the Product #24】
クルマづくりに通じる抜かりのないつくり込み
一方、マツダの開発チームも奮闘。デザインチームが編み出した複雑な形状を具現するために、マツダデザインの造形を担うハードモデラーが銅板をていねいに削って試作品をつくったり、デザイナー自らがメガネづくりの本場である福井県鯖江市に出向いてメガネの職人とコミュニケーションを図ったりしたといいます。

それは、マツダ デザイン本部 ブランドスタイル統括部のデザイナー 南澤正典さんが、「その結果、今回のサングラスの開発には新車開発に匹敵するほどの長い時間を要しました」と苦笑するほど、かつてない経験だったいいます。
「MAZDA SPIRIT RACINGドライビングサングラス」のフレームは非常に複雑な形状が特徴ですが、加工しやすい樹脂製ではなく、あくまで金属製にこだわっています。これは、マツダのモータースポーツを象徴する「MAZDA SPIRIT RACINGドライビングアイテム」が本物であることを重視しているためだといいます。
ちなみに素材には、デザインの塊感と金属の質感をしっかりと表現すべくチタンをチョイス。軽量素材のチタンはかけ心地をアップさせるとともに、ロングツーリング時に着用しても疲れにくいというメリットがあるのだそうです。
また、製品化に際しては、マツダ社内で多くの男女社員に協力をあおぎ、装着時のイメージやかけ心地を検証。肉眼でのチェックだけでなく写真撮影までおこなっての検証も重ねていったといいます。
さらにクルマと同様、太陽光下でフレームの光の動きを確認してドライビング時の使用感などをチェックするとともに、偏光レンズを採用した一般的なサングラスでは表示が消えてしまいがちなマツダ車のヘッドアップディスプレイの見え方もしっかりと検証。クルマづくりにも通じる抜かりのないつくり込みがおこなわれました。
こうして完成へと至った「MAZDA SPIRIT RACINGドライビングサングラス」ですが、鯖江の技術力を最大限に活かしたサングラスが誕生した背景には、JINSが誇るメガネづくりのノウハウとネットワークがあったことも見逃せません。
このように、マツダとJINSのものづくりへの情熱が結集した「MAZDA SPIRIT RACINGドライビングサングラス」には、メイド・イン・ジャパンならではの技術力とこだわりが息づいています。
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