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ヤマハがサプライズ展示した「オフロード カスタマイズコンセプト」の正体とは? 活性化中の“オフ車”に想定外の隠し球! 気になる実力とは

ヤマハが得意とするVVAエンジンを搭載

「モーターサイクルショー2025」でヤマハがサプライズ展示したのが「オフロード カスタマイズコンセプト」。ひと目見てオフロードバイクの新モデルということは分かりますが、正式なモデル名や発売時期などは一切伏せられた状態での展示でした。

ヤマハ「オフロード カスタマイズコンセプト」
ヤマハ「オフロード カスタマイズコンセプト」

「カワサキが『KLX230』シリーズを発売し、スズキは『DR-Z4S』を初公開するなど、ここへきてオフロードバイクが活性化してきています。『オフロード カスタマイズコンセプト』が展示された背景には、ヤマハもそうした流れに追随する用意があるという同社の姿勢を示すねらいがあったようです」

 そう話すのは、実際に「モーターサイクルショー2025」の会場で「オフロード カスタマイズコンセプト」をチェックしてきたライターの増谷茂樹さん。

「ヤマハはかつて『セロー250』や『WR250R』といった高評価のオフロードバイクを販売していたブランド。そのため、他社に遅れを取ってはいられないという思いがあるようです」(増谷さん)

「モーターサイクルショー2025」で展示されたヤマハの「オフロード カスタマイズコンセプト」は、ロゴや排気量などは分からないようになっていましたが、水冷の単気筒エンジンを搭載し、シュラウドを装備した現代的なデザインを採用。さらにフロントフォークは正立式とはいえ、ストローク量がかなり確保されているようでした。

「おそらくベースとなっているのは、アジア圏で販売されている『WR155R』のようです。2024年に日本で発売された『YZF-R125』や『YZF-R15』と同系列の、可変バルブタイミング機構を採用するVVAエンジンを搭載していて、最高出力は16.7psをは発生。国内でも一部のショップが輸入販売していました」(増谷さん)

 ヤマハが国内販売で力を入れている、125ccのVVAエンジンを搭載する『MT-125』や『XSR125』と同系統のパワーユニットということは、排ガス規制をクリアする上でも有利に働くはず。日本販売への期待も高まります。

 できることなら、『YZF-R125』や『YZF-R15』と同様、“原付二種”の125ccモデルと高速道路も走れる155ccモデルを併売してもらいたいところ。

 現在、国内バイクメーカーは“原付二種”クラスのオフロードバイクをラインナップしていないので、もし発売されたらひとり勝ち状態になるかもしれません。

●足つき性に優れるモデルの登場にも期待したい

 ベースモデルを予想される「WR155R」は、全長2145mm、全幅840mm、全高1200mmで、車両重量は134kg。前後ホイールはフロント21インチ、リア18インチと、オフロード車としては一般的なサイズを採用しています。

「シート高が880mmなので、小柄なライダーは足つき性に不安を覚えるかもしれませんが、車体がスリムでサスペンションの沈み込みも大きいでしょうから、そこまで心配する必要はないのではと思います。

 欲をいえば、かつての『セロー』シリーズのように過酷な路面でも足をつきながらクリアできる仕様も用意されるとうれしいですね」(増谷さん)

 過去に人気を博していた「セロー250」の重量は133kgと「WR155R」とほぼ同等ですが、シート高は830mmに抑えられていました。

「そう考えると、『セロー』っぽいルックスのローダウン仕様と、『WR』の名を冠したサスペンションのストローク量を確保した仕様という、2モデルがラインナップされるとよさそうですね。

 いずれにせよ、国内4メーカーからオフロード車が次々と販売される状況は、ファンにとっては朗報といえるでしょう」(増谷さん)

* * *

 1980〜1990年代のバイクブームの頃には、各メーカーがオフロードバイクをラインナップしていただけでなく、2ストと4スト、さらにはツーリング向けのモデルなど、オフ車の中から用途や好みに合った1台を選べるような状況でした。

 今回の動きがそこまで行くか否かは分かりませんが、各メーカーが競い合うことでオフロードバイク市場が盛り上がることを願ってやみません。

Gallery 【画像】「えっ!…」ヤマハにも隠し球があり!? これがサプライズ展示された「オフロード カスタマイズコンセプト」です(15枚)
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