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トヨタが2代目セリカのCMでスカイラインを挑発!? “名ばかりのGT”に挑んだ伝説の広告に対するSNSでの反響は?

勢いある時代が生んだ“ギリギリの広告”とは?

 バブル経済の余韻が残る1990年代初頭まで、日本企業は圧倒的な勢いを誇っていました。当然、そうした時代の空気はクルマのテレビCMにも色濃く反映されており、思わずニヤリとしてしまうような名作が今なお語り草となっています。中でも語り継がれるのが、トヨタ2代目「セリカ」のCMです。

トヨタ2代目「セリカ」
トヨタ2代目「セリカ」

 ベテランのクルマ好きにとって強く印象に残っている広告の筆頭格といえば、やはり2代目セリカのマイナーチェンジ版CMでしょう。ロケーションは、フランスのブガッティサーキット(有名なル・マン24時間レースでもコースの一部が使われています)。マイナーチェンジ版のクルマ用CMで海外ロケをがっつりやっている点ですでに時代を感じますが、実際のシーンは逆光気味の光の中でパッシングをかましながらやってくるセリカでスタート。

 BGMは音楽に疎いワタシでも聞き覚えのある、ザ・ローリング・ストーンズのサティスファクション。疾走するセリカ(クーペ版)は、コース脇の女性の前を通り過ぎ、再び正面からのカットでクライマックスを迎えるのですが、最後のキャッチコピーが実に挑発的でした。

「名ばかりのGT達は、道を開ける。」

 この“名ばかりのGT達”が何を指すのかは、当時を知るクルマ好きなら誰にでもわかるはず。先の女性の前を通り過ぎるシーン、美麗な女性はコース脇に立っているわけではなくイタリアの酒造ブランド、マルティニの看板を一部くり抜いた中に座っているのですが、長方形と円を組み合わせたマルティニのロゴは日産が使っていたものとソックリ。つまり女性は日産のGT、通称ジャパンと呼ばれた当時のスカイラインを意味しているのではないかとオンエア当時から話題になったものでした。

 日本では現在も比較広告の類は目立ちませんが、当時は具体的なライバルを名指しするなどもってのほか、という時代。そこでCMクリエイターは、まさにギリギリの線でセリカのCMを仕上げてきた、というわけです。

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