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ワゴンなのに“スポーツカー顔負け”の刺激! 街乗りからサーキットまで大活躍!! フォルクスワーゲン新型「ゴルフRヴァリアント」のスゴさとは

1台で街乗りからサーキットまでこなす万能選手

 まるで『ドラえもん』に出てくる出木杉くんみたいに完璧なクルマだな……フォルクスワーゲン「ゴルフRヴァリアント」をドライブしながら、ふとそんなことを思いました。

フォルクスワーゲン新型「ゴルフRヴァリアント」
フォルクスワーゲン新型「ゴルフRヴァリアント」

「ゴルフRヴァリアント」というクルマをひと言で表現するなら、「1台で街乗りからファミリーでのロングドライブ、そして、サーキット走行まですべてこなしてしまう万能選手」。

 だから筆者(工藤貴宏)は、勉強もスポーツもなんでも完璧にこなしてしまう、文武両道の出木杉くんの姿を重ね合わせたのでした。

「ゴルフRヴァリアント」における文武両道の“武”は、はっきりいってかなりの鍛えっぷり。バッキバキに腹筋が割れたプロボクサーみたいなレベルでしょうか。

「ゴルフR」はフォルクスワーゲン「ゴルフ」シリーズの最高峰に君臨するハイパフォーマンスモデルで、その性能はあの「ゴルフGTI」よりも格上。

 最高出力は世界有数のハイパフォーマンスカーとして名高いホンダ「シビック タイプR」(330ps)さえも凌駕する333psで、ステーションワゴンの「ゴルフRヴァリアント」でも停止状態からわずか4.8秒で100km/hオーバーの世界に突入します。

「ゴルフRヴァリアント」の駆動方式は4WDで、リアデフに左右の駆動力を電子制御で振り分ける“トルクベクタリンク”機能を組み込んだ、非常に凝ったもの。

 残念ながら日本仕様には用意がありませんが、本国向けにはオーバーステアを積極的に利用してドリフト走行を楽しめる「ドリフトモード」だって用意されています(なぜ日本仕様にはない!?)。

 こうした仕様やスペックを眺めているだけでも、思わずワクワクしてくるクルマですね。

 そこまでこだわった「ゴルフRヴァリアント」だけに、走りは本格スポーツカーも顔負けのレベル。走行モードに「レース」が用意されていることからも明らかなように、サーキット走行ももちろん視野に入れています。

 ちなみに筆者は、スポーツカーなど運動性能に優れたクルマが大好物なのですが、「ゴルフRヴァリアント」のドライバビリティは「結構なお手前ですね」と素直にほめ称えたいレベルにあります。

 2リッターの直噴ターボエンジンは、4気筒ながら高回転域での盛り上がりが躍動感にあふれているだけでなく、低音の効いた野性的な排気音や「スパッ、スパッ」と鋭くシフトアップしていくトランスミッションなど、刺激が満載。

 それは、「これがあの『ゴルフ』なの?」と、にわかには信じがたいほどのレベル……と表現しても過言ではありません。

●電子制御サスを選べばソフトな乗り心地に設定可能

 対して、「ゴルフRヴァリアント」における文武両道の“文”は、なんといってもステーションワゴンである、ということ。

「ゴルフR」には5ドアハッチももちろん用意されていますが、ステーションワゴンの「ゴルフRヴァリアント」は実用性がケタ違いなのです。

 ワゴン化によってラゲッジスペースが拡大されているのは当然のこととして、単に荷室を拡大しただけではないのがこのクルマの面白いところ。「ゴルフRヴァリアント」のホイールベースは2670mmと、5ドアハッチバックの「ゴルフR」(2620mm)に比べて50mm延長されています。

 この延長分がすべて、リアシート乗員のひざ回りスペースの拡大に充てられているため、後席でもゆったり快適に移動できるというわけです。ラゲッジスペースだけでなくリアシートも広くて、しかも速い……クルマ好きが選ぶファミリーカーとして見たとき、これほど理想的なモデルはないでしょうね。

 しかし、こう心配する人も多いはず。「きっとサスペンションが引き締められているから乗り心地は悪いだろう。家族から文句をいわれそうだな」と。

 結論からいうと、そうした心配は無用。特に、今回試乗した「ゴルフRヴァリアント アドバンス」には電子制御サスペンションのアダプティブシャシーコントロール“DCC”が組み込まれており、サスペンションの硬さをソフトからハードまで好みに合わせて変更できるのです。

 走行モードを「スポーツ」や「レース」にするとサスペンションはそれなりに硬くなり、スポーツモデルであることを実感しますが、走行モードを「コンフォート」に、もしくは、マニュアル設定でよりソフトな仕様にすると、あら、不思議。カドが取れて家族からクレームが来ないでレベルのソフトな乗り心地に変身するのです。

 ちなみに、マニュアルでの減衰力調整は15段階から選べます。「どれだけマニアックなんだよ!」と思わず突っ込みたくなるほどです。

 あるときは実用的なファミリーカー、そしてあるときはサーキットを攻められるほどのスポーツカー……そんな文武両道のオールマイティぶりというか“キャラ変”ぶりは実にお見事。こうした点が「ゴルフRヴァリアント」最大の魅力といえます。

Next走りのキレ味は文句なしにスポーツカーレベル
Gallery 【画像】「えっ!…」あの「GTI」より格上! これが進化したフォルクスワーゲン新「ゴルフRヴァリアント」です(30枚以上)
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