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半世紀前に登場した「フェラーリ」は当時世界最速の市販車 オークションに登場する赤い「365GTB/4」は なぜ“デイトナ”と呼ばれる?

スーパーカーブーム黎明期の1972年式

 イタリアのミラノで間もなく開催されるRMサザビーズのオークションに、1972年型のフェラーリ 365GTB/4「デイトナ」が出品されます。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに登場する1972年式フェラーリ「365GTB/4“デイトナ”」Simon Gosselin(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに登場する1972年式フェラーリ「365GTB/4“デイトナ”」Simon Gosselin(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 1968年に発表されたフェラーリ「365GTB/4」は、20年以上続いたフェラーリのフロントエンジン グランドツーリングカーを締めくくったモデルでした。

 後継モデルは、ミッドシップの「365GT/4 BB」となり、その後「512BB」「テスタロッサ」と続いていきます。

 車名の365は1気筒あたりの排気量、GTはグランツーリスモ、Bはベルリネッタ(クーペ)、そして4は4カムシャフトを意味しています。

「デイトナ」というのは正式な車名ではなく、1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリが1-2-3フィニッシュを達成し、それを称えたメディアが名づけたといわれています。

 デザインはピニンファリーナに在籍していたレオナルド・フィオラバンティが手がけ、シャークノーズのボディに、驚異的な352馬力を発生する4.3リッターのV12エンジンを搭載していました。

 当時、世界最速の市販車といわれていたランボルギーニ「ミウラP400」から、その座を奪いました。

 今回の出品車は、1972年3月に完成したヨーロッパ仕様で、ドイツのデュッセルドルフにあるディーラーに新車で納車されました。

 ロッソ キアロと呼ばれる赤いボディカラーにブラックのコノリーレザー内装で、わずか1105台しか製造されなかった左ハンドル仕様の1台です。

 シャシナンバーは「15673」で、クロモドラ製のセンターロック ホイールと、ダッシュボード一体型のエアコンが装備されています。

 このクルマはドイツで売却された後、次のオーナーとともにスウェーデンに渡りました。

 その後もスウェーデンにありましたが、2005年後半にドイツのカッセルにあるディーラーが買い取り、フェラーリ クラシケの認定を受け取ることができました。

 この1972年型 フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」、オークションでの落札価格は50万ユーロ〜70万ユーロ(1ユーロ=約165円として、約8250万円〜約1億1550万円)と予想されています。

Gallery 【画像】53年前の赤いフェラーリ 貴重な「365GTB/4デイトナ」を写真で見る(39枚)
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