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令和に復活した“ビッグクワトロ”!? ABTが限定30台で蘇らせた伝説のアウディ「Urクワトロ」 レストモッドが即完売した理由とは

530馬力のビッグクワトロが完全限定で復活!

 ドイツのVW&アウディ・チューナー、ABT Sportsline(アプト・スポーツライン)は2025年4月28日、自社創業125周年を記念して、1980年代に登場したアウディの名車「Ur-Quattro(ウル・クワトロ)」を現代的に蘇らせたレストモッドモデルを発表しました。

ABTが手作業で仕上げた令和版「アウディUrクワトロ」。その佇まいは、伝説の「スポーツ・クワトロ」を想起させる
ABTが手作業で仕上げた令和版「アウディUrクワトロ」。その佇まいは、伝説の「スポーツ・クワトロ」を想起させる

 フォルクスワーゲングループ系の名門チューナーとして知られるABTスポーツラインが世に送り出したのは、アウディの象徴的名車「Ur-Quattro(ウル・クワトロ)」をベースにした完全新作のレストモッドモデルです。1980年に登場したUrクワトロは、市販車として初めてフルタイム4WDシステム「quattro(クワトロ)」を搭載した革新的モデルであり、アウディのパフォーマンスカーの礎となった1台です。

 なお、「Ur」はドイツ語で「原初の」「元祖の」といった意味を持ち、Ur-Quattroとは“オリジナルのクワトロ”という意味合いで使われる名称です。のちに登場したショートホイールベース版「スポーツ・クワトロ」に対して、この初代モデルは「ビッグクワトロ」とも呼ばれ、今なお熱狂的なファンを持つ存在です。

 今回のレストモッドには、現行アウディRS3などに採用される2.5リッター直列5気筒ターボエンジンを搭載。ABT独自のチューニングにより最高出力は530馬力に達し、オリジナル(160馬力)やスポーツ・クワトロ(306馬力)を大きく上回る性能を実現しています。駆動方式はもちろん4WD。ベースとなるシャシは当時の車両を活用しており、クラシックカー登録(Hナンバー)での公道走行が可能です。

 外装パネルはすべてケブラーとカーボンファイバー製に刷新。当時のシルエットを継承しながらも、ワイドフェンダーやABT独自デザインのフロントフェイスが現代的な存在感を放ちます。見えない部分にはロールケージも内蔵され、足まわりには高性能なサスペンションとブレーキシステムを採用。機能面でも現在のスポーツカーに引けを取りません。

 インテリアには、ABTのカスタムプログラム「Individual」が導入され、クラシカルなムードに最新の質感と快適性を融合。カーボンやレザー素材をあしらいながら、ABTならではの職人技が息づく仕上がりとなっています。

 このモデルは、ABTが主催したゲスト向けイベント「Friends of ABT」の最後にサプライズ公開され、その場で当初予定していた25台がわずか3時間で即完売。反響の大きさから翌朝さらに5台を追加し、最終的に30台限定の超希少モデルとなりました。事前の告知も資料配布もなく、まさに“その場にいた者だけが手に入れられた伝説”となったこのビッグクワトロは、アウディファンにとって永遠に語り継がれる存在となりそうです。

Gallery 【画像】かつての名車がここまで進化!? ABTが令和に蘇らせた「Urクワトロ」 レストモッドを写真で見る(19枚)
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